ポケモンは1月26日、2023年7月20日に公開した睡眠ゲームアプリ「Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)」のユーザーの平均睡眠時間をもとにした、国別睡眠時間ランキングを発表した。
調査期間は、公開初日から7日間。対象となるのは、世界7カ国(日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ)のユーザー約15万人。
ランキングの1位となったのは、フランスで6時間47分だった。2位は、イギリスで6時間40分。3位は、カナダで6時間39分。4位は、ドイツの6時間34分。5位は、アメリカで6時間29分。6位は、イタリアの6時間16分。日本は最下位(7位)で、5時間52分だった。日本の平均睡眠時間は、世界の平均睡眠時間と比べ、36分睡眠時間が少ない結果となっている。
しかし、3カ月以上アプリをプレイした日本ユーザーのデータでは、プレイ開始時と比較し、1カ月プレイすると平均睡眠時間が約30分、3カ月以上プレイすると約1時間10分長くなったという。
日本のユーザーへのアンケート調査では、3カ月以上プレイしているユーザーの約83%が朝起きるのが楽しみになったと回答。また、約88%は睡眠習慣の改善を実感したと回答している。
加えて、プレイによる睡眠習慣の改善では、約76%が改善を自覚。「総括して、『Pokémon Sleep』をプレイすることで、自分の睡眠体験がよいものになったと感じますか?」という設問においても、約88%が「はい」と回答したという。
なお、ポケモンスリープを監修した筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構 機構長・教授の柳沢正史氏は「ゲームのようなその人に合った動機付けによって、睡眠ウェルネスを大きく向上させる行動変容が生じる可能性を示すもの」だと解説している。
同社では現在、askenと共同で「食事と睡眠の関連性の研究」を進めているという。
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