ONGAESHIプロジェクトは2月14日、デジタル人材育成・採用一体型のプラットフォーム「ONGAESHI」において、アイデミーとのコラボ講座「Aidemy ITエンジニア育成講座 〜AIアプリ実装コース〜」の提供を開始したと発表した。
同プロジェクトは、教育に資金が持続的に巡る社会を実現するため、コクヨ、三井住友信託銀行(SMTB)、慶應義塾大学経済学部附属経済研究所FinTEKセンター、東京理科大学インベストメント・マネジメント(TUSIM)、Institution for a Global Society(IGS)の7者が参画。2023年2月より始動している。
また、タレントひとりひとりに対して、学びのスポンサーが付くことで、教育費用が賄われる未来の教育システム「連帯貢献システム」の社会実装に向け、若手社会人のリスキリング講座を無償化し、転職まで支援するサービス「ONGAESHI」の提供を2023年10月より開始した。
同プロジェクトの調査によると、デジタルスキルを身に着ける需要が強まる中、若手社会人の82%が、リスキリングにかけられる費用は5万円未満と回答している。費用負担を減らし、デジタルスキルを身に付けるという需要に応えるため、アイデミーとのコラボ講座では、キャリアアップのための高品質な学びの機会を無償で提供していく。
アイデミーではこれまで、個人・法人向けにさまざまなDX/AI関連の学習サービスを提供している。そこで、同コラボ講座では、アイデミーのオンライン教材を抜粋(アイデミーの教材から、ビジネス統計学入門、Python基礎、機械学習概論、Git入門、Flask入門など、14コースを学習)。さらに、同プロジェクトからのポートフォリオ作成支援や、オンラインセミナーなどが体験できるという。
未経験もしくは、すでにエンジニアとして活躍している人を対象としており、想定年収500万円〜600万円のAIエンジニア・Webアプリ開発エンジニアとして、転職を目指すコースになる。なお、短期間(約2カ月間)で学べる内容になるという。
エントリー期間は、2024年2月14日〜3月7日。スポンサーによるタレント選択期間は、2月28日〜3月13日。受講可能期間は、3月15日〜5月17日。
デジタル人材育成・採用一体型のプラットフォーム「ONGAESHI」では、「学びのスポンサー」が購入した「学ぶ権利(受講権)」をタレントに貸すことで、無償の学びと転職を支援する仕組みを採用している。
タレントが学んで転職すると、学びのスポンサーや講座提供者などに、人材育成の貢献の返礼として連帯貢献金が進呈される。さらに、タレントの学習進捗に応じて、最大500 ONGAESHIコインがタレントとスポンサーそれぞれに付与される(Learn to earn機能)。
同プロジェクトとアイデミーは、同プロジェクトを通じて、持続可能な無償学習を提供していくとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」