Appleは米国時間1月22日、「iOS 17.3」をリリースし、「盗難デバイスの保護」などの新機能を「iPhone」ユーザーに提供開始した。盗難デバイスの保護機能は、特定の設定変更をする際に「Face ID」または「Touch ID」による認証を求めることでセキュリティを強化するもの。
iOS 17.3には、16件のセキュリティアップデートも含まれている。その1つは、Appleが開発して「Safari」で使われているレンダリングエンジン「WebKit」に対するもので、既に悪用された可能性があるという。
このWebKitの脆弱性は、悪意を持って作成されたウェブコンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性があるというもの。ITサービス企業Oktaによると、任意のコード実行とは、第三者にデータを盗まれたり、その他の不正な目的のためにデバイスをハッキングされたりする可能性があることを意味するという。
iOS 17.3には、Safariでプライベートブラウズモードでの閲覧情報が「設定」に表示される可能性があるなど、その他の問題に対するパッチも含まれる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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