スマートホーム規格「Matter 1.2」リリース、新たに9種のデバイスに対応

Maria Diaz (ZDNET.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 高橋朋子 (ガリレオ)2023年10月24日 11時12分

 スマートホームの通信規格「Matter」が、オートメーションにかつてない革新をもたらそうとしている。このほどリリースされた最新版「Matter 1.2」は、新たに9種類のスマートホームデバイスにサポートを拡大し、早ければ2023年末までに対応製品がリリースされる予定だ。

スマートホームのイメージ
提供:Mike Hill/Stone/Getty Images

 Matterの2回目のアップデートで追加されたデバイスタイプは、ロボット掃除機、冷蔵庫、食洗機、空気質センサー、空気清浄機、洗濯機、ファン、ルームエアコン、報知器だ。これによって、スマートホームオートメーションの範囲が拡大し、現在よりさらに包括的なスマートホームのエコシステムが実現する。

 Matter 1.2は、さまざまなブランドの照明器具を自動化し、スマートサーモスタットを制御するだけにとどまらない。Matterがスマート家電のサポートを追加するということは、例えば、洗濯が完了すると通知が届き、その直後に食洗機の洗浄サイクルが自動で開始するといったことを、「Google Home」「SmartThings」「HomeKit」など、好きなプラットフォームを通じて行えるようになることを意味する。

 Connectivity Standards Alliance(CSA)は2022年、相互運用性をめぐる争いを終わらせ、異なるブランド同士がスマートホームで連携できるようにするために、新たなスマートホーム通信規格としてMatterを発表した。2023年5月にリリースされた最初のアップデート「Matter 1.1」は、Matter認定製品に段階的な改善を提供するものだった。

 そして最新のMatter 1.2アップデートには、テストや認証の強化のほか、家電製品のより正確なモデリング、一貫性のあるアプリケーションレンダリングのためのセマンティックタグ、デバイスの動作モードの一般的な記述など、相互運用性機能の強化も含まれる。

 今回のアップデート以前からMatterがサポートしていたのは、スマートホームハブ、セキュリティセンサー、スマートロック、スマートプラグ、スマートライト、スマートスイッチ、スマートサーモスタット、スマートブラインド、スマートシェードなどだ。

 CSAの報告によると、Matterのリリース以降、仕様のダウンロード数は2万4600件を超え、認証数は1214件に上り、Matterワーキンググループへの参加企業数は24%近く増加したと報告している。Matterの採用が急速に広がっている一因は、既存の機器をMatterのコントローラーにすることができるソフトウェアのOTAアップデートにあるようだ。

 Amazonの「Alexa」、AppleのHomeKit、Google Home、サムスンのSmartThingsは、最も人気の高いスマートホームオートメーションシステムであり、いずれもMatterをサポートしている。さらに、これらの企業はMatterの誕生にも関わった。Matterの最新アップデートにより、新しいMatter認定のロボット掃除機を「Siri」で操作したり、Alexaに頼んで食洗機を稼働させたりできるようになる。

 CSAは2023年に続き、2024年にも2つのアップデートをリリースする予定で、新たなデバイスタイプや分野に対象を拡大していくと述べている。

CSAの公式発表

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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