Appleは米国時間12月11日、「iOS 17.2」をリリースした。「iOS 17.1」のリリースからは1カ月以上が経過している。今回のアップデートには、バグ修正やセキュリティアップデートに加えて、「ジャーナル」アプリや「連絡先キー確認」など待ち望まれていたものを含む、10件以上の新機能が含まれている。
iOS 17.2によって「iPhone」に追加される主な新機能は以下のとおり。
AppleはiOS 17.2でついにジャーナルアプリをリリースした。同社は6月のWWDCで、「iOS 17」とともに同アプリを発表していたが、9月18日にリリースされたiOS 17には同アプリは含まれていなかった。
AppleはWWDCで、同アプリはデバイス上の機械学習を活用して、日記に書く内容に対するパーソナライズされた提案を作成すると説明していた。提案の一部は、その日に撮影した写真や聴いたポッドキャストなど、iPhoneにある情報から生成される。筆者によくあるように、今日どのようなポッドキャストを聴いたか忘れたというユーザーのために、同アプリは日記をつけるときにその情報を表示してくれる。
ジャーナルアプリは、「振り返り」という欄に、いくつかの日記のアイデアも表示してくれる。筆者は、「誰かにサプライズでプレゼントを贈った時のことを書いてみよう」や「落ち込んでいる時に励ましてくれる人は誰ですか」といったアイデアをもらった。
しかし、聴いた内容について書きたくないし、振り返り機能も使いたくないという場合は、「新規エントリー」ボタンをタップしてただ書き始めればよい。新規エントリーでは、自由に文章を書けるだけでなく、音声メモを作成したり、写真を撮ったり、動画を作成したりして、ジャーナルエントリーに追加できる。
アプリを閉じてから一定時間が経過した後に、アプリをロックしてプライバシーを守ることもできる。アプリを終了してから一定時間(例えば5分間)が経過すると、再起動する際に「Face ID」またはパスコードの入力が求められる。
Appleが2022年12月に発表したセキュリティ機能「連絡先キー確認」が、iOS 17.2でついに提供された。
連絡先キー確認により、「ジャーナリスト、人権活動家、政府関係者など、特に多くのデジタル脅威に直面しているユーザーは、自分が意図した相手とのみメッセージをやり取りしていることの確認をさらに強化することを選択できる」と、Appleは発表の中で述べていた。
また、多くのユーザーはサイバー攻撃の対象になることはないが、連絡先キー確認により、そのような対象になりえるユーザーは、重要なセキュリティレイヤーを追加できるとしていた。
連絡先キー確認を有効にするには、「設定」>「Apple ID」>「連絡先キー確認」で、「Verification in iMessage」の横にあるスライダーをタップして画面上の指示に従う。
iOS 17.2により、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxのアクションボタンに翻訳機能を割り当てられるようになった。これにより、語句を素早く翻訳したり、別の言語でほかの人と会話したりすることが容易になる。
iOS 17.2にはこのほか、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxによる空間ビデオ撮影や、「iPhone 13」と「iPhone 14」のQi2ワイヤレス充電規格対応などのアップデートが含まれている。
iOS 17.2のセキュリティコンテンツこの記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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