Googleは米国時間11月30日、「メッセージ」アプリに計7つの新機能を追加した。これらの新機能には、Appleが「iOS 17」で導入した、写真からステッカーを作成できる機能に似た「Photomoji」も含まれている。Googleによると、今回の新機能は、「メッセージ」アプリでRCSを利用する月間アクティブユーザーが10億人を突破したことを祝うものだという。新しく加わった機能の内容とそれぞれの使い方を見ていこう。
提供:June Wan/ZDNET
- 「Photomoji」 - Googleのオンデバイス人工知能(AI)のおかげで、写真の一部を長押しすると、その部分を背景から切り抜いてメッセージリアクションとして送信できる。作成したPhotomojiは通常の絵文字とは別のタブに保存され、同じスレッドで会話しているほかのユーザーも利用できる。
- 「Voice Moods」 - ボイスメッセージがあることを示す音声波形の吹き出しに、目がハートになった笑顔や火の玉、パーティークラッカーなどの絵文字が付けられるようになった。また、ボイスメッセージの音声品質も向上している。
- 「Screen Effects」 - 「It's snowing(雪が降っている)」「I love you(愛してる)」といった特定のメッセージを入力すると、「Screen Effects」が起動し、メッセージの内容に沿った色やアニメーションが流れ始める。Googleによると、Screen Effectsを起動する隠しワードは16以上あるという。
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- 「Custom Bubbles」 - Googleの言葉を借りれば、カスタムバブルのおかげで「もはや青色か緑色かで争う必要はなくなった」。グループチャットや連絡先ごとに、スレッドやチャットバブルの色をカスタマイズできるようになったからだ。これにより、ユーザーは仕事相手との会話や家族間での会話など、さまざまな会話をより明確に区別できるようになるはずだ。
- 「Reaction Effects」 - 正直なところ、サムズアップ(親指を立てたイラスト)の絵文字だけを使ったリアクションは退屈でつまらない。Reaction Effectsは、サムズアップ、悲しげな顔、泣き笑い顔といった標準的なリアクションのセットに、深みと華やかさを加えるものだ。例えば、サムズアップの絵文字を送信すると、3本の手が親指を立てるアニメが短い間表示される。
- 「Animated Emoji」 - これはその名の通りの機能だ。絵文字がアニメーション表示され、会話にちょっとした活気を与えてくれる。
- 「Profiles」 - これは、Googleの製品やサービスで表示される名刺のようなものだ。写真とユーザー名を設定しておけば、あなたの電話番号を知っているユーザーが、グループチャットなどでの会話中に、あなたのことをより確実に認識できるようになる。
メッセージアプリに導入されたこれらの新機能を利用するには、「Google Play」ストアでアプリをアップデートし、ベータプログラムに登録する必要がある。詳細はこちらを見てほしい。
Googleの公式発表
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。