YouTubeによる広告ブロッカーの取り締まりが奏功するかどうかについては、その答えが出ているようだ。ユーザーらは広告ブロッカー上でこの動画共有サイトを許可リストに登録するのではなく、広告ブロッカーそのものを削除している。10月には、いくつかの主要な広告ブロッカーに記録的な数のアンインストールが発生した。そして、ユーザーらはその理由にYouTubeを挙げている。
この取り締まりは6月から試験的に実施されていたが、YouTubeは先ごろ、外部のプログラムを通じて広告を回避しているユーザーに、広告表示を許可するか、あるいは広告なしで動画が見られる「YouTube Premium」を試すよう促す、「グローバルな取り組み」を開始したことを認めた。
7500万人ほどのアクティブユーザーを抱える「AdGuard」によると、通常のアンインストール数は1日あたり6000件程度だという。だが、YouTubeの新たなポリシーが開始されたことを受け、10月9日から月末にかけては1日あたり平均1万1000件超となり、10月18日には1日で5万2000件に達したという。その反面、YouTubeによる取り締まりの影響を受けないAdGuardの有料サービスは、加入者が増加している。
また、ドイツを拠点とする広告ブロッカー「Ghostery」によれば、10月に1日あたりの平均アンインストール数が通常の3〜5倍を記録した。90%以上のユーザーらがその理由にYouTubeの取り締まりを挙げたという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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