「Android 14」の「AI壁紙」で自分だけの壁紙を作ろう

Artie Beaty (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル2023年10月18日 08時00分

 Googleが発表した「Android 14」で特に大きな進歩の1つが、新たな生成人工知能(AI)壁紙ツールの追加だ。他の任意のAI画像生成ツールと同様に、一連の単語またはプロンプトを入力すると、AIがその入力に基づく完全にオリジナルの画像を生成してくれる。

スマートフォンを持つ手
提供:June Wan/ZDNET

 この機能は、最初は「Google Pixel 8」と「Google Pixel 8 Pro」限定だが、近いうちにすべてのAndroid 14搭載端末に提供される見込みだ。それまでの間は、サードパーティーの画像生成ツールを使って壁紙を作成できる。Android固有の機能ほど素晴らしくはないかもしれないが、実用性は変わらないはずだ。

 「Android 14」に搭載される、人工知能(AI)による壁紙生成機能は、使い方が簡単で、実際なかなか面白い。テーマとキーワードは限定的で、独自の語句で画像を生成することはできないが、選択肢はほぼ無限にあり、同じプロンプトを2回続けて入力しても、それぞれ違う壁紙が生成される。

 Android 14のAI壁紙生成機能の使い方は、以下のとおりだ。

Android 14でAI壁紙を生成する手順

 必要なもの:現時点では、Android 14を搭載した「Google Pixel 8/8 Pro」が必要。

1. 「壁紙とスタイル」設定を開く

 AI壁紙を生成するには、まず「壁紙とスタイル」設定を開く。「設定」アプリから開けるほか、壁紙を長押ししてもよい。

2. 「More wallpapers(その他の壁紙)」をタップしてから「AI wallpaper(AI壁紙)」を選択する

 基本的な壁紙のオプションが表示されるが、ここではプリセット以外の選択肢に進むので、「More wallpapers(その他の壁紙)」をタップする。上部に「Create a Wallpaper(壁紙の作成)」が表示されるので、その下にある「AI wallpaper(AI壁紙)」をタップする。

3. テーマを選択する

 次に、AIに出発点を指定する必要がある。「Mineral(鉱石)」「Imaginary(空想的)」「Texture(テクスチャー)」「Painting(絵画)」「X-ray(X線)」といったプリセットのテーマからいずれか1つを選択すると、壁紙の全体的なトーンが決まる。これ以降いつでも、テーマは上部のドロップダウンメニューから変更が可能だ。

AI壁紙作成画面
提供:June Wan/ZDNET

4. キーワードを追加する

 画像生成機能によって、「宇宙船」から「城」「花」などまで、追加できるキーワードの膨大なリストが表示される。キーワードはテーマごとに決まっているので、特定のキーワードが表示されるかどうかは、テーマによって異なる。ここで全体の色調を変えることもできる。

5. 「Create Wallpaper(壁紙を作成)」をタップする

 必要なキーワードが決まったら、「Create Wallpaper(壁紙を作成)」をタップする。AIによって、数秒で選択肢が提示される。

6. 壁紙を選択する

 選択したテーマと入力したキーワードに基づいて、4種類の選択肢が提示される。左右にスワイプすれば確認できるので、気に入ったものがあったら、右上隅のチェックマークをタップする。これで、その画像を壁紙と待ち受け画面のいずれか、あるいは両方に設定できるようになる。

 スマホ全体のカラーパレットは、選択した壁紙に合わせて自動的に調整される。できた壁紙に不満な点がある場合は、やり直そう。全く同じプロンプトを入力しても、違う画像が表示される。

7. ランダム生成したいときは、「Inspire me(ひらめきがほしい)」機能を使う

 自分の独創性にあまり自信がない場合や、AIの神様に選択を委ねたい場合は、「Inspire me(ひらめきがほしい)」をタップしよう。この機能を選択すると、AIが完全にランダムに壁紙を生成してくれる。

よくある質問

Android 14のAI壁紙は完全にカスタマイズ可能か?

 他のAI画像生成ツールと違って、独自のフレーズやキーワードを入力することはできない。Android 14では、まず何種類かのテーマが表示され、いずれかを選択すると膨大なキーワードのリストが画面に表示される。100%カスタマイズ可能というわけではないが、表示されるオプションだけでも、ほとんどの人には十分だろう。

AI壁紙の機能に対応しているAndroidデバイスはどれか?

 初めのうちは、新しいGoogle Pixel 8/8 ProでしかAI壁紙の生成機能は使用できない。しかし、いずれこの機能は他機種にも対応する予定で、最終的にはAndroid 14を搭載するどのデバイスでも利用できるようになるはずだ。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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