東急不動産、マンション販売にデジタルツイン活用--リアル体験の場としてギャラリーも

 東急不動産は9月26日、新築マンションブランド「BRANZ」(ブランズ)として初めての総合マンションギャラリーとなる、「東急不動産BRANZギャラリー表参道」のメディア内覧会を実施した。

「東急不動産BRANZギャラリー表参道」外観
東急不動産BRANZギャラリー表参道 外観
1階エントランス
1階エントランス

 BRANZはスローガンに「環境先進を、住まいから。」を掲げ、太陽光パネルの設置や再生可能エネルギーの活用など、持続可能な暮らしや環境貢献実現のための仕組みを積極的に取り入れた環境先進マンションのブランド。当ギャラリーは30日にオープンする予定で、完全予約制での運営となる。オープン時点では7月から一般販売中である「ブランズ自由が丘」の案内を進め、2023年度中に、ほか3物件程度を取り扱う予定だという。


 当ギャラリーで販売する物件は外観や専有部のデジタルツインを制作予定で、アクセンチュアが提供するCGI技術を活用し、商談室や2階「DigitalGallery」で見学できる。またコンセプトルームを2部屋用意し、顧客が天井の高さなどをリアルに体感することも可能だ。コンセプトルームのバルコニー部分にはLEDビジョンを設置し、検討している物件の住戸内からの眺望も確認できる。

デジタルツインを活用し、住戸を見学できる1階商談室
デジタルツインを活用し、住戸を見学できる1階商談室
コンセプトルーム
コンセプトルーム
コンセプトルームではLEDビジョンに写真を投影し、実際の眺望を確認できる
コンセプトルームではLEDビジョンに写真を投影し、実際の眺望を確認できる

 施設は屋上に設置された太陽光パネルのほか、東急不動産が運営する発電所で作られた再生可能エネルギー100%によって運営される。外壁や一部の内壁には火力発電所の廃棄物である石炭灰を利用するなど、環境配慮素材も積極的に活用しているという。

東急リゾートタウン蓼科の間伐材をフローリングやデザイン家具に活用
東急リゾートタウン蓼科の間伐材をフローリングやデザイン家具に活用

 東急不動産の酒井雄太郎氏は、「マンション販売にデジタルツインを活用し、デジタルコンテンツをベースとした販売活動への転換を進めていく。また、リアル体験の場としての当ギャラリーを組み合わせることで、CXの向上を目指す」と述べた。

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