JR東らの観光型MaaS「回遊軽井沢」、2023年度は10月3日から--軽井沢町が参画

 JR東日本、西武ホールディングス、長野県北佐久郡軽井沢町の3者は8月28日、10月から地域・観光型MaaS「回遊軽井沢」を開始すると発表した。

 2021年度、2022年度に続き、「まちづくりに向けた長期的な連携」の一環として、自治体や交通・観光事業者などが連携して実施する。観光客だけでなく地域住民も利用しやすいサービスを目指す。

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 JR東日本と西武ホールディングスは、2020年12月から包括的連携を実施し、新たなライフスタイルの創造と地方創生に向けた取り組みを推進している。

 2023年度の回遊軽井沢は軽井沢町も参画し、(1)オンデマンド交通「よぶのる軽井沢」、(2)交通チケット、(3)観光チケット――を中心に構成する。従来のサービスからさらに利便性を高めるため、交通チケットの見直しや観光チケットを拡充。また、一部ウェブサイトを多言語化し、インバウンドの利用促進も図る。

 提供期間は10月3日から、2024年3月31日まで。スマートフォンからウェブサイトにアクセスすることで、各種チケットなどを購入・利用できる。

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 (1)よぶのる軽井沢は、軽井沢町を含めた3者で実証運行を実施する。4台(うち1台は電気自動車の予定)の車両を利用し、大人500円・子供200円で軽井沢町内(一部エリアを除く)を移動できる。

 運行日時は、12月28日から2024年1月3日を除き、10月3日から2024年3月31日まで。時間は9時00分〜19時00分で、運行当日の8時00分から18時30まで予約できる。前回よりも乗降場所を追加して運用するという。

「よぶのる軽井沢」運行エリア略図
「よぶのる軽井沢」運行エリア略図
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 (2)交通チケットは2022年度同様、西武観光バスの軽井沢駅〜西武軽井沢営業所間が2日間乗り降り自由のフリーパス「回遊軽井沢限定」、ジェイアールバス関東の碓氷線横川駅〜軽井沢駅間の一般路線バス片道乗車券「碓氷線(バス)電子チケット」、草軽交通の軽井沢駅〜草津温泉バスターミナル間の一般路線バス乗車券「軽井沢草津パス」の3種類を用意する。また、しなの鉄道 軽井沢駅〜信濃追分駅間の片道乗車券「回遊軽井沢限定しなの鉄道(軽井沢町内)片道きっぷ」を新たに追加する。

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交通チケット概要
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 (3)観光チケットは、2023年度から新たに追加。「回遊軽井沢限定軽井沢プリンスボウルでのゲーム券(2種類)」と「回遊軽井沢限定立ち寄りの湯 軽井沢千ヶ滝温泉の入浴券」を用意する。

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観光チケット概要
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 なお、(1)~(3)のほか、JR東日本の1枚500円の電子チケット「エキトマチケット」なども用意。回遊軽井沢のウェブサイトや「JRE MALL」で購入でき、西武グループのホテル「プリンスグランドリゾート軽井沢」や、「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」の一部店舗を含む60カ所以上の施設(ワーケーション施設・飲食店・レンタサイクル等)で利用可能だ。

プレスリリース(JR東日本、PDF)
回遊軽井沢

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