JR東日本 千葉支社は7月24日、地域・観光型MaaS「EeeE 銚子」(イィちょうし)を発表した。
開業100周年を迎えた銚子電気鉄道や市制施行90周年を迎えた銚子市といった沿線企業や自治体、地域住民と連携しつつ、JR東がパートナーとともに提供する、地域・観光型MaaSに必要な機能をパッケージ化したプラットフォーム「Tabi-CONNECT」を活用。銚子の観光周遊の利便性を向上すべく、8月3日から実施する。
いいんですか?EeeEんです!銚子が!【EeeE銚子】スマホから始まる運気上昇の旅
EeeE 銚子は、銚子の観光周遊に最適な電子チケットが利用できるウェブサービス。(1)交通電子チケットや、(2)観光電子チケット、(3)地域の加盟店などで使えるJR東の電子チケット「エキトマチケット」が購入、利用できるほか、(4)観光周遊に役立つ情報やモデルコースなども紹介するという。スマートフォンからウェブサイトにアクセスし、会員登録することで利用できる。3月31日まで提供する。
(1)の交通電子チケットでは、銚子電気鉄道、千葉交通、京成タクシー成田と連携。3社で初導入となる電子チケットが購入・利用できる。
具体的には、銚子電気鉄道の全線、千葉交通の銚子市内路線バス全線、京成タクシー成田の銚子市内路線バス全線で利用できる「銚子1日旅人パス」(大人1000円、小人500円)を提供する。また、銚子電気鉄道の全線では、スマートフォンの画面をみせて乗車できる電子チケット「Beica(銚子電鉄1日乗車券)」(大人1000円、小人300円)も用意する。
(2)の観光電子チケットは、「地球の丸く見える丘展望館 入館券」と「銚子ポートタワー展望室 入場券」(それぞれ大人420円、小人200円)を用意する。
加盟店(地域の飲食・物販店、体験施設など)で利用できる(3)のエキトマチケットは、1枚500円。EeeE 銚子のサイトで購入でき、銚子市内20カ所以上の施設で利用できる。一部加盟店では、エキトマチケット利用者限定の特典を用意する。
各種電子チケットは、クレジットカードや「モバイル Suica」で購入可能。エキトマチケットの購入には「JRE POINT」も利用できる。なお、小人の対象は、銚子1日旅人パスとBeicaでは小学生、観光電子チケットでは小・中学生となる。
(4)の観光モデルコース紹介では、銚子観光を満喫できる6コースを紹介する。また、モデルコースに基づいて好みの旅行プランを組み立てられる「旅行プランニングサービス」、JRや銚子電気鉄道、銚子市内路線バスの経路が検索できる「経路検索」にも対応するという。経路検索の結果画面では、「予約する」のリンクから「えきねっと」で特急しおさいの特急券が購入可能だ。
EeeE 銚子の開始を記念したスタンプラリーも開催する。5カ所に設置したスタンプを専用台紙に重ねて捺すことで、オリジナルグッズをプレゼントするという。
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