YouTubeは米国時間8月1日、ショート動画機能「YouTubeショート」の視聴および作成プロセスの最適化に役立つ機能を発表した。興味深いことに、これらの機能のほとんどはすでに「TikTok」や「Instagram」に実装されている。
1つ目の機能は「Collab」という名称で、TikTokの「デュエット」機能に似ている。ユーザーは画面を分割し、再生中のオリジナル動画の隣に自分の動画をリミックスできる。この機能は今後数週間かけて「iOS」版、「Android」版アプリの順に段階的に公開される予定だ。
縦型ライブ動画も今後数カ月以内に導入される。この機能もすでにTikTokやInstagramで提供されている。クリエイターは参加するフォロワーに縦型動画形式でライブ配信できる。
TikTokの「LIVE」機能のように、YouTubeショートでもファンはライブ配信を見ながら数回タップするだけで、お気に入りのクリエイターに投げ銭ができる。YouTubeによるライブ機能のデモ画像では、視聴者のプロフィールボタンの横に、クリエイターに投げ銭した金額が表示された。
新しいエフェクトやステッカーもまもなく追加される。その中には、TikTokやInstagramにあるようなQ&Aステッカーもあり、クリエイターは自分の動画内で視聴者に質問し、コメント欄に回答が表示されるように設定できる。クリエイターはコメントに別のショート動画で返信し、インスピレーションを与えてくれた視聴者に感謝を伝えられる。
また、「Remix」(リミックス)ボタンをクリックすると、視聴したショート動画と同じ音源とエフェクトが表示され、加工できる。
最後の2つの新機能はYouTube独自のもので、YouTubeショートの作成と視聴の両方の体験を大いに改善する可能性を秘めている。
1つは、ショート動画をプレイリストに保存するオプションで最近導入された。以前から横長の動画で利用できた機能で、お気に入りのショート動画も特定のプレイリストに保存し、後でアクセスできるようになった。
最後に、YouTubeは、クリエイターが横長の動画を縦長のショート動画に簡単に変換できるようにする再構成ツールのテストを開始するとしている。ショート動画のレイアウトに合わせて動画のレイアウトを調整し、動画セグメントをズームしたりトリミングしたりできるようになるという。
YouTubeは、これらの新機能の詳細は数週間以内に明らかにするとしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」