Microsoftは、690億ドル(約9兆6000億円)でのゲームパブリッシャーActivision Blizzard買収の期限を10月に延期した。規制当局の承認を得るための猶予を設けたかたちだ。
米国時間7月19日に掲載された米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、MicrosoftによるActivision Blizzardの買収完了期限が7月18日から10月18日に延期された。この1週間前には、訴訟期間中の買収手続き停止を目的とした米連邦取引委員会(FTC)の仮差し止め請求が、裁判所によって棄却された。しかし、4月に英競争・市場庁(CMA)はゲーマーに対する価格の上昇と選択肢の縮小につながるとして、同買収を阻止しており、Microsoftは英競争審判所(CAT)に不服申し立てを提出している。
Microsoftは、Activision Blizzardを買収する計画を2022年1月に初めて発表した。この買収が成立すると、「Xbox」開発元のMicrosoftは、競合するソニーに次いで世界第3位のビデオゲームパブリッシャーになる。Activision Blizzardは、最大規模を誇るサードパーティーパブリッシャーの1社で、複数の主要フランチャイズを保有している。これを傘下に収めれば、Microsoftは、切望していたゲームカタログの強化を図ることができる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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