Microsoftによる690億ドル(現在のレートで約9兆6400億円)でのゲームパブリッシャーActivision Blizzard買収計画は米国時間7月11日、米連邦判事が連邦取引委員会(FTC)による買収阻止の試みに不利な決定を下したことで、大きな障害を乗り越えた。
カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所のJacqueline Scott Corley判事は、訴訟期間中の買収手続き停止を目的としたFTCの仮差し止め請求を棄却した。同判事は、この買収がビデオゲーム業界内の競争を損なう可能性が高いことをFTCは示していないと述べている。
FTCは2022年にMicrosoftを提訴し、この買収計画は「Microsoftがゲーム機『Xbox』と急成長している同社のサブスクリプションおよびクラウドゲーム事業で競合する企業を抑圧できるようにする」ものだと主張していた。FTCは6月、買収が期限前に成立することを阻止するための差し止め請求を行った。
CNBCの報道によると、FTCは、今回の決定に失望しており、次のステップを近日中に明らかにすると述べたという。
Microsoftは、Activision Blizzardを買収する計画を2022年1月に初めて発表した。この買収が成立すると、Xbox開発元のMicrosoftは、競合するソニーに次いで世界第3位のビデオゲームパブリッシャーになる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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