Microsoftは、先ごろ大型アップデートを発表した「Bing」の人工知能(AI)チャットについて、新たな追加機能の配信を開始した。すでにいくつかの機能が広く利用可能となっている。
Microsoftは先週、BingのAIチャット機能におけるユーザーの視覚体験を強化するため、チャットの回答に画像を追加した。画像を組み込むことで、画像でのフィードバックを好むユーザーや若年層など、より幅広いユーザーに理解しやすい回答になる。
またトピックによっては、回答が表示する検索対象の画像に「ナレッジカード」が含まれるようになる。
例えば、Bingでゾウについて検索すると、回答にゾウの画像が表示され、画像にナレッジカードがリンクされている。このカードにはゾウの生息地や食物、寿命、その他の特徴が記載されている。
今回の新たな機能追加には、より充実したチャット体験をもたらす視覚的要素がほかにも含まれる。例えば、キャンプ用にすぐ購入可能なテントについて尋ねると、複数の商品を比較できるように情報が並べて表示される。
Bingにおけるこのような回答フォーマットの最適化は、ショッピングにとどまらず、天気や金融情報といったさまざまなトピックへの回答に用いられる。
これらの変更と併せて、Microsoftは「ChatGPT」のチャットウィンドウにあるようなコピーボタンも追加し、ボタンをクリックするだけでチャットボットの回答を簡単にコピーできるようにする。またBingのチャット欄にプロンプトや質問を書いたりコピーしたりする際、段落分けや箇条書き、数字などの書式設定を使えるようにした。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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