こうした機能をすべて組み合わせた成果が専用の「ナイトモード」であるほか、光量が中から低、または混在している場合の処理が向上している。筆者が1週間ほど試用したときには、ナイトモードを除けば、すべてがソニーの宣伝どおりだった。特に感心したのは、ハイライトが写真でも自然に広がるところだ。
Xperia 1 Vで撮影した写真から、気に入ったのを何枚かご覧いただこう。
iPhone 14 Proと比較しても、Xperia 1 Vはかなり健闘している。サンフランシスコにある「Peoples Barbershop」で撮影したのが下の写真だ。Xperia 1 Vの方で、窓と、左側で座っている男性に注目してほしい。iPhone 14 Proの写真では、男性の頭と首が影になってしまっている。また、右の方にあるチップについての案内板を見ると、iPhone 14 Proの写真の方が文字がシャープに写っている。全体的に、iPhone 14 Proで撮った写真はXperia 1 Vと比べてシャープネスがかかりすぎて見える。
次は、スケートショップの外にいた犬の写真だ。Xperia 1 Vでは3.5倍ズーム、iPhone 14 Proでは3倍ズームで撮影している。犬の毛並みのテクスチャーは、どちらも優秀だ。Xperia 1 Vの方は、背景にナチュラルなボケがかかっているが、iPhone 14 Proの方は背景にもフォーカスが合っている。全体的には両方ともいい写真だが、筆者はXperia 1 Vの方が好みだ。iPhone 14 Proの写真では犬がフラットに見え、Xperia 1 Vの写真の方が犬が引き立っている。
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