三井不動産は4月19日、食材調達から調理人の確保、商品の製造代行までを担う食のプラットフォーム「mitaseru」を4月より本格的に開始したと発表した。
有名飲食店のメニューをレシピ通りかつ、専門の料理人が手作りで調理し、冷凍加工を加えたうえで提供するグルメプラットフォーム。
一般的な監修商品とは異なり、有名飲食店と共に実際に提供されている料理と同クオリティの商品を開発。専用のキッチンで、お店と同じレシピ・味にこだわりながら、専門シェフが手作りで調理しているのが特徴。
調理後すぐに最新の急速凍結技術を用いることで、鮮度をそのまま保存可能としている。保存料は使用しておらず、いつでも好きな時に有名飲食店の味を、ひと手間調理(湯煎など)で食べられる。
サービス開始時は、知る人ぞ知る名店や予約困難店、ミシュランガイド掲載店などが参加。東京ミッドタウンやコレド室町をはじめとする、数多くの商業施設を手がける三井不動産グループならではの繋がりを生かし、コンセプトに共感した店舗をラインアップしている。
同社によると、商品の製造代行から販売までを請け負う独自の「飲食店と併走する」事業モデルになるという。また、同サービスは試行段階であるとしており、利用者の意見を反映しながら店舗ラインナップやサービス拡充を進める。
同社では、同プラットフォームの提供を通じて、顧客の手軽で豊かな食生活の実現と、飲食業界における課題を解決していくとしている。
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