Microsoftがコラボレーションプラットフォーム「Microsoft Teams」の無料版でコミュニティー機能を新たに提供開始する。これにより、無料版ユーザーもTeamsを使ってグループ向けスペースを作成し、アイデアの共有、イベントの開催、写真の共有などができるようになった。
Teamsは従来、企業ユーザーが主だったが、このコミュニティー機能によって、一般ユーザーの間でもTeamsの人気が高まるかもしれない。コミュニティー機能は正面から一般ユーザーを狙ったものであり、Microsoftアカウントと無料の「iOS」版および「Android」版のTeamsアプリがあれば誰でも今すぐ利用できる。さらにMicrosoftによると、デスクトップ版もまもなく登場するという。
「Skype」「OneDrive」「Outlook.com」などを利用している人には、すでにMicrosoftアカウントが付与されている(「Gmail」などのサードパーティーのメールアドレスでもMicrosoftアカウントを設定できる)。
Teamsのコミュニティー機能は、「Facebookグループ」のよくある使い方に、「WhatsApp」のグループで使われているグループコミュニケーション機能を合わせたもの、という感が強い。
Teamsのコミュニティー機能では、チャット、通話、ファイル共有という通常の機能に加えて、グループ関連の機能として、グループ内のメンバー全員へのメッセージ投稿、イベントの企画とコミュニティーカレンダーへの追加による周知、グループで行った活動についてのドキュメントの共有と保存のほか、写真、動画、イベント、リンクに素早くアクセスためのフィルタリングなどがある。
Microsoftは、Teamsのコミュニティー機能がレクリエーション目的のスポーツチームやさまざまな委員会、PTA、小規模企業などで採用されることを期待している。
Microsoftは2022年1月に、Teamsの月間アクティブユーザー数が2億7000万を超えたと発表している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」