Elon Musk氏は米国時間11月28日、Twitter上でAppleを攻撃し始めた。しかし同氏はAppleに対する自身の不満の詳細やそれを裏付ける根拠を示していない。
同氏は一連のツイートで、AppleがTwitterから広告を引き揚げ、Twitterを「App Store」から削除すると脅してきたと述べた。同氏は、Appleが広告のどの部分を減らしたのかや、なぜTwitterをApp Storeから排除することを検討しているのかについて、詳細を明らかにしていない。数人の著名なAppleブロガーが、Appleの広告について不満を訴えるMusk氏のツイートの下に、同社の広告が表示されていたと指摘していた。
しかしMusk氏は、自身の不満に対する回答を求めるツイートで、Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏をメンションしている。
Musk氏は28日、10件を超えるツイートを発信したが、AppleとCook氏を標的にした理由は明らかにしていない。しかし、同社サービス上でデジタル商品を販売する開発者にAppleが課す最大30%の手数料を最後に指摘している。デジタル商品とは、ビデオゲームのキャラクターの新しい外観や、コンテンツのサブスクリプションのことだ。Musk氏はこれまでに「Twitter Blue」のサブスクリプション料金を、買収前の月額4.99ドル(約690円)から7.99ドル(約1100円)に引き上げている。これは、Twitterの広告依存度を低減するためのより広範な取り組みの一環である。Twitterは売上高と利益のほぼすべてを広告掲載料に依存している。
Financial Timesによると、Musk氏は、広告支出を抑えた複数の企業のCEOに対し、個人的に電話をかけて「非難」しており、公にAppleを攻撃しているのは、その行動とまったく同じもののようだという。他の広告主は、「大富豪で起業家であるMusk氏とのさらなる対決を避けるために必要最小限」に支出を減らしたと報じられている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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