Microsoftは「Windows 10 2022 Update」(バージョン22H2)について、広く提供できるようになったと発表した。対応デバイスが増え、リリースの最終段階に入ったということだ。
Microsoftがバージョン22H2をリリースしたのは、1カ月ほど前の米国時間10月18日だった。「Windows 10 October 2018 Update」(バージョン1809)のような一部のバージョンでは、広く提供できるようになったと見なされるまでに半年かかった。今回の発表は、企業で利用するPCに安心してインストールできるほどOSが安定していることを示している。
バージョン22H2は、大きな新機能がない「scoped release」だ。11月18日まで、このバージョンをインストールできるのは、「Windows 10 バージョン20H2」以降を搭載する一部の対応デバイスに限られていた。
バージョン22H2が「広く提供できるようになった」ため、より多くのバージョン20H2搭載デバイスにインストールできるようになった。
Microsoftは、Windowsのリリース正常性ハブで次のように述べている。「広範な提供段階の一環として、Windows 10の20H2以降のバージョンを搭載する幅広い対応デバイスに、このアップデートを提供する」
Windows 10バージョン20H2の「Home」エディションと「Pro」エディションは、2022年5月に最後のパッチが公開されたため、これらのユーザーはすでにアップグレード済みのはずだ。だが、「Education」「Enterprise」「IoT Enterprise」の各エディションは、2023年5月9日にサービスが終了する。
対応デバイスであれば、「Windows Update」を開いて「更新プログラムのチェック」を選べば、バージョン22H2をインストールできる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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