Natureは、家庭の電力使用量などを計測できる家庭内エネルギー管理システム(HEMS)用デバイス「Nature Remo E」を強化し、ECHONET Lite規格対応のスマート分電盤に対応させた。これにより、「Nature Remoアプリ」でNature Remo Eにアクセスすることで、ブレーカーごとの電力量が確認可能になった。
Nature Remo Eは、配線などの設置工事を行うことなく、家庭のコンセントに挿すだけでHEMSを構築可能なデバイス。スマートホーム向け通信規格のECHONET Liteに対応した、太陽光発電システムや蓄電システム、スマートメーターなどの電力関連デバイスと連携する。そして、電力の消費状況、発電や売電の状況、蓄電池の充電量や放電量といったデータを取得し、スマートフォンのNature Remoアプリから確認できるようにする。外出先から、蓄電池などの制御も可能。
今回の機能強化により、Nature Remo EをECHONET Lite対応のスマート分電盤に対応させた。スマート分電盤は、分岐させる回路ごと電流値を計測可能な分電盤で、ブレーカーごとの電力量を確認できる。つまり、Nature Remo Eはスマート分電盤を介して、個別のブレーカーに接続されたエアコンなどの電力量を調べられるようになった。
さらに、Nature Remo Eで計測した電力量データのダウンロードも実行できるようにした。ダウンロード機能は、電力モニタリングシステム「Nature Remo E lite」にも追加している。このダウンロードデータは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)補助金の申請時に利用できる。
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