米国時間10月11日にオンラインで開催された年次カンファレンス「Meta Connect」で、Meta PlatformsとMicrosoftは、Microsoftのクラウドゲーミングサービス「Xbox Cloud Gaming」を仮想現実(VR)に対応させると発表した。これにより、MetaのVRヘッドセット「Meta Quest」のユーザーは、Xbox Cloud Gamingの人気ゲームをストリーミングしてプレイできるようになる。
Xbox Cloud Gamingは、月額15ドル(日本では1100円)で200以上のゲームをプレイできるストリーミングサービスだ。Questで利用可能になる時期について、両社は「現時点で未定」とした。
Metaの最高経営責任者(CEO)Mark Zuckerberg氏はこの日の講演で、「Questの巨大な画面に映し出された2Dゲームを、『Xbox』のコントローラーを使ってプレイできるようになる」と述べた。
両社は詳細をほとんど明かさなかったものの、この動きは、生産性ソフトウェア「Office」やビデオ会議サービス「Teams」など、特によく使われているMicrosoftのアプリケーションをVRに対応させるより大きな取り組みの一環だ。
Metaは、VR分野で有望な次の段階として、ビジネスアプリケーションに傾注している。同社は今回のカンファレンスで、オンライン会議サービスのZoom、クリエイティブソフトウェアのAdobe、そしてMicrosoftなど、主要なビジネスアプリケーション開発企業とのパートナーシップの締結や拡充を発表した。
MicrosoftのCEOを務めるSatya Nadella氏は、「パーソナライズされたすべてのアプリ、コンテンツ、設定などのWindowsエクスペリエンス全体をVRデバイスへ安全にストリーミングして『Windows』とWindowsアプリケーションをフル活用できるようになる」と述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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