ソーシャルインテリアは9月27日、運転資金調達を目的とした流動化スキームを共同開発し、5億円のコミットメントラインを獲得したと発表した。
ソーシャルインテリアは、新品家具・家電のサブスクリプションサービス「サブスクライフ」に加え、「ソーシャルインテリア オフィス構築支援」、家具・家電のオフプライスマーケット「サブスクライフ オフプライス」の企画、開発を展開している。
今回のスキームは、ラクーンフィナンシャルを「債権の保証会社」、ゴードン・ブラザーズ・ジャパンを「貸付人」、みずほ証券を「アレンジャー」とする共同企画により実現したもの。保証の活用により貸付人による資金拠出の幅を広げやすく、運転資金の増加に機動的に対応可能であることを特徴としている。
債権の保証会社となるラクーンフィナンシャルは、ソーシャルインテリアの「オフィス構築支援」とサブスクを掛け合わせたビジネスモデルの可能性に期待し、サブスクリプション利用債権の保証を開始することを決定した。
貸付人となるゴードン・ブラザーズ・ジャパンは、同社の強みである動産への知見を基に、関係各社と連携して工夫を凝らしたスキームを構築し、今回のコミットメントライン設定を実行した。
アレンジャーとなるみずほ証券は、ソーシャルインテリアの成長性に着目し、資金調達面から成長をサポートすることを検討。急成長しているビジネスに合わせた機動的な運転資金の調達のため、保証を活用した新たな流動化スキームを提案した。
ソーシャルインテリアは、同社のこれまでのビジネスモデルと、その成長可能性を評価されたことで本スキームが実現したとし、モノのサブスク事業を推進する同社の事業成長において、本スキームの重要性はさらに高まると考えている。
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