パーソル総合研究所は8月10日、新型コロナウイルス感染症の第7波感染拡大下におけるテレワークの実態を定量的に把握することを目的に実施した「第七回・新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する調査」の結果を公表した。調査期間は7月13日~18日、主な調査対象者は全国の正社員2万46人。
同発表によると、新型コロナウイルスの感染第7波の傾向が顕著だった7月13日~18日の時点で、正社員のテレワーク実施率は25.6%だったという。第6波の2022年2月時と比較し、-2.9ポイントの微減となった。
また、2022年5月、6月、7月のテレワーク実施率に関しても、7月は5月と比較してテレワーク頻度が約2分の1に減り、「実施していない」が11.6ポイント増加したことがわかった。
企業規模別では、2022年7月のテレワーク実施率は、従業員数10人~100人未満で14.2%、1万人以上で41.2%。すべての規模の企業で2月の第6波時点から減少傾向が見られた。
テレワークを実施している業種は、情報通信業が最上位で60.0%、学術研究・専門技術サービス業が36.9%と続いた。職種別では、Webクリエイティブ職で70.1%、コンサルタントが68.4%と高い実施率を示したという。
都道府県別の実施率では、東京都が44.6%で1位。2位が神奈川県で37.7%。いずれも、2月の第6波時と比較すると、47都道府県のうち39都道府県で減少が見られた。
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