「ラブライブ！サンシャイン!!」Aqours 6thライブ追加公演で見た“約束の東京ドームに帰って来た姿” - (page 2)

　メンバー同士の日常を描いた「きょうのAqours」の上映や、浦の星交響楽団による劇半の演奏を経てライブが再開。スマートフォン向けゲームアプリ「ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル ALL STARS」のコラボソングでもある「KOKORO Magic “A to Z”」では、楽曲のリリースから3年越しでのライブ初披露が実現。アニメPVを背景にアラビアンテイストの楽曲を、ベリーダンス風の新衣装をまとって独特な世界観を生み出していた。さらに「ラブライブ！サンシャイン!!Blu-ray BOX」の特典CDに収録されている「GEMSTONE“DE-A-I”」もライブ初披露。後のトークでも、パフォーマンスできたことの喜びを語っていた。

　「Next SPARKLING!!」は、映画「ラブライブ！サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」の挿入歌であり、そのシーンを想起させるように冒頭では1年生と2年生メンバー（伊波さん、逢田さん、斉藤さん）の6人が中心となって歌い進めるなか、途中からは3年生メンバーの3人もメインステージ上段に姿を見せ歌唱に参加する一幕も。また、「i-n-g, I TRY!!」では、3年生メンバー3人が登場し歌い進めるなか、スクリーンにはアニメでの思い出となるシーンが写真として映し出され、1年生と2年生メンバーの6人も加わり、軽快に歌っていた。

　幕間となる「きょうのAqours」と浦の星交響楽団の演奏を経て、これまでも6thライブにて歌ってきた「KU-RU-KU-RU Cruller!」の披露に。アニメPVでメンバーたちが着ているものと同じ衣装をまとって登場。さらにメインステージの一部が可動式のステージとなっており、パフォーマンスをしたままバックネット側のサブステージまで移動するギミックも披露。これまでのライブでも飛空していたドラゴン「くるるん」のバルーンも姿を見せ、場内を彩っていた。

　「Deep Resonance」では小林さんがセンターに立って、浦の星交響楽団の演奏を受けての披露に。よりシンフォニックロック感が強まったライブならではの楽曲となったほか、小林さんが腕を振ると、スクリーンにはその動きにあわせたように魔法陣が描かれる演出も見られるなど、迫力あるステージとなった。続けての「心の羽よ君へ飛んでけ！」も生演奏を受けて、9人が伸びやかに歌声を響かせていた。

　今回のライブでは、事前に「オーケストラ生演奏楽曲リクエスト投票」という企画が行われ、1位に決まった曲は必ず披露することを予告していた。トークのなかで1位と2位がほぼ同数ということが明かされ、Day.1とDay.2で1曲ずつ披露することを告知。この日は劇場版の挿入歌であり、作中のラブライブ！決勝延長戦での姿も印象的な「Brightest Melody」をパフォーマンス。さらに浦の星交響楽団の演奏を受けて「smile smile ship Start!」で、ともにアニメPVを背景に9人が躍動するステージとなっていた。

　一旦本編が終了し、アンコールを求める拍手と「きょうのAqours」の上映を経て再登場。ライブTシャツ姿での1曲目は、Aqours始まりの曲である「君のこころは輝いてるかい？」を披露した。

　終わりの挨拶として個々に感想を語るなかでは、2度目の東京ドームに立てたことの喜びと感謝、そして3度目の約束を交わすメンバーも。小宮さんは「Aqoursは“なんどだって約束”していいらしいので、何度だって約束しましょう」と話せば、伊波さんは抱えていた思いを語りつつ「みなさんひとりひとりのおかげで、Aqoursは2回目の東京ドームに来ることができました。これも、沼津、『ラブライブ！サンシャイン!!』、Aqoursをずっと愛してくれているみなさんのおかげです。これからもついてきてくれますか」と問いかけると、その答えとして大きな拍手が沸き起こっていた。

　ライブの締めくくりは、6thライブのラストナンバーとしてこれまでも歌われてきた「SUKI for you, DREAM for you!」で、トロッコに乗り込んでさまざなま場所から歌声を届けていた。そして改めてのお礼の挨拶で終演し、Day.2へと繋げた。