CNET Japanの編集記者が気になる話題などを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。主にエンターテインメント領域を取材している佐藤が担当。今回は3月5日と6日の2日間、埼玉県にあるベルーナドームにて行われた「ラブライブ!サンシャイン!!」をテーマにしたライブイベント「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~<SUNNY STAGE>」における、6日のDay.2公演の模様をお届けする。
「ラブライブ!」は「みんなで叶える物語」をキーワードに、楽曲、アニメ、ライブなどオールメディアで展開するスクールアイドルプロジェクト。「ラブライブ!サンシャイン!!」は静岡県沼津市を舞台に、浦の星女学院で結成されたスクールアイドルグループ「Aqours」が活動する姿を描いた作品となっている。
メンバーの声を担当するキャストが、作中と同名のグループとしてステージに立つライブイベントもシリーズ恒例。Aqoursとしても、2017年に初のワンマンライブを開催。以降も精力的に実施し、2018年の4thライブでは東京ドームのワンマンライブ開催を実現。ほかにも、2019年にはアジアツアーも行うなど、国内外で人気を集めている。
2019年6月に5thライブを開催して以降、新型コロナウイルスの影響によりオンラインライブなどを展開するなか、2022年になって久々となるナンバリングを関した6thライブが実現。2月12日と13日にバンテリンドーム ナゴヤで開催した<OCEAN STAGE>と、今回の<SUNNY STAGE>という、2つのドーム球場で実施される。
ちなみにベルーナドームでの公演は、旧名称であるメットライフドーム時代に2ndライブツアー埼玉公演、3rdライブツアー埼玉公演、5thライブと3度にわたって開催。後のトークでも“セカンドホーム”という言葉が出てくるほどおなじみの場所で、3月1日付けで名称が変更されてからすぐのタイミングで、4度目の公演が行われることとなった。
公演は新型コロナウイルス感染対策ならびに感染拡大予防ガイドラインに沿う形での有観客開催となり、客席から発声をともなう声援は控える形となっていた。そのため、コール&レスポンスやメンバーからの問いかけ、曲中の盛り上げやパフォーマンスには、クラップ(拍手)を送ったりコンサートライトを振る形で応えていた。あわせて、公演の模様はオンラインでの有料生配信も実施。Twitterでも視聴者のコメント投稿で盛り上がりを見せていた。
出演したのは、高海千歌役の伊波杏樹さん、桜内梨子役の逢田梨香子さん、松浦果南役の諏訪ななかさん、黒澤ダイヤ役の小宮有紗さん、渡辺 曜役の斉藤朱夏さん、津島善子役の小林愛香さん、国木田花丸役の高槻かなこさん、小原鞠莉役の鈴木愛奈さん、黒澤ルビィ役の降幡 愛さんの9人。アンコールを含めて23曲、3時間を超えるステージを行った。ライブの大まかな流れはOCEAN STAGEを踏襲しつつ、歌われた楽曲には変更のある形で進行した。
オープニングとなる各メンバーの紹介映像を経て、2021年にモンスターストライクとのコラボソングとしてリリースされた「KU-RU-KU-RU Cruller!」からライブがスタート。ラブライブ!シリーズのライブでは、アニメPVで描かれている振り付けを再現したシンクロパフォーマンスが特徴としており、ステージではアニメーションPVを流しつつ、メンバーたちが着ているものと同じ衣装をまとってパフォーマンスを行い、メンバーとキャストがともに躍動する姿を見せていた。続いての「太陽を追いかけろ!」では、9人が行進するかのようにステージを歩きながら元気よく歌っていた。
トークのなかでは高槻さんから、前回ベルーナドームのステージに立った5thライブから、前日となるSUNNY STAGEのDay.1公演日が丁度1000日ぶりであったこと、このDay.2は1001日目であることが伝えられると、降幡さんから“0から1”という、TVアニメでも象徴的な言葉を持ち出す一幕も。また恒例のコール&レスポンスにおいて、小宮さんのときには、OCEAN STAGEでは飛んでいたドラゴン「くるるん」のバルーンが、風の影響で不在だったことを寂しがる場面もあったが、それぞれのコールに対してコンサートライトを振ったり掲げたりして応えていた。
ライブ再開後に披露した、Aqours始まりの曲である「君のこころは輝いてるかい?」では、花道で斉藤さんによる馬飛びパフォーマンスも披露され、見せ場を作っていた。また、キャストによる実写PVとして制作された「DREAMY COLOR」のときには、“半屋外球場”といえる、ベルーナドーム特有の球場と屋根の間から差し込む太陽の光が、花道やセンターステージを照らすタイミングにも重なり、趣のあるステージとなっていた。そして、3年生メンバー(諏訪さん、小宮さん、鈴木さん)による「待ってて愛のうた」で情緒的な雰囲気に包み込み、2年生メンバー(伊波さん、逢田さん、斉藤さん)による「少女以上の恋がしたい」ではトロッコに乗り込み、場内のさまざまな場所で歌声を届けていた。
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