Microsoftは4月末、大手ゲーム会社Activision Blizzardの株主から買収案への承認を勝ち取り、同社を傘下に収める目標に向けて一歩前進した。しかし、まだ買収手続きは完了していない。それどころか、Microsoftはまた別のハードルに引っかかったところだ。
英国の監視機関である競争・市場庁(CMA)は現地時間7月6日、この買収について調査を開始すると発表した。7月20日まで意見を募集し、初期の判断を9月1日までに下す予定だ。
両社が全額現金での買収に合意したと発表したのは1月のことだ。買収が順調に進めば、ゲーム機「Xbox」のメーカーでもあるMicrosoftは、世界最大級のビデオゲーム企業の支配権を得る。
同社の法務顧問を務めるLisa Tanzi氏は声明で、同社はCMAの調査に全面的に協力する意向であり、規制当局が詳細な調査を行うのは適切な判断だと考えていると述べた。
Microsoftは、当初の見込み通り2023年に買収手続きを完了させることに、今でも自信を持っているとしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」