筆者は1時間半以上かけてアパートの中を探し回った。箱をあさり、ポケットというポケットを確認し、ソファーのクッションの中も探した。ソファーを持ち上げて、洗濯物袋の中身も全部出した。それでも見つからなかった。
仕事をしようと、すべての希望を捨てて探すのを止め、部屋を元通りにしていたときだった。奇跡的にAirPodsがソファーの下から姿を現したのだ。
今回のケースはハッピーエンドに終わったが、「Twitter」を見ると、AirPodsをなくした経験のある人はほかにも大勢いるようだ。 「AirPods 紛失」でざっくりと検索してみたところ、同じ問題に頭を悩ませている人々の事例が数え切れないほど見つかった。
I lost my fucking AirPods again WTF I’m on my 5th pair this year it’s only MAY
— Noizu (@noizu) May 15, 2022
can't believe i lost my airpods we were 3 years strong
— Daisy 정안 (@_daisiesforyu) May 15, 2022
May have just lost my AirPods
— (@xmxrkus_) May 19, 2022
I lost my airpods, its been an hour help, i hope I find it tomorrow bcs it’s literally 3am rn
— Zer0 (@Zeroartz86) May 19, 2022
Appleが2022年後半の発売に向けて新型AirPods Proを開発しているとのうわさが根強くささやかれている。そこで同社に1つ簡単なお願いがある。AirPodsにU1チップを内蔵して、もっと簡単に見つけられるようにしてほしい。
U1チップはAirTagに内蔵されているチップで、超広帯域(UWB)と呼ばれるテクノロジーを使用することで、「正確な場所を見つける」という機能を実現している。UWBのおかげで、AirTagはユーザーの持ち物が近くにあることを知らせたり、対応するiPhone(「iPhone 11」以降。ただし、「iPhone SE 3」は除く)を使用している場合には、正しい方向を指し示す矢印とAirTagまでの距離を表示したりすることができる。
筆者の同僚のStephen Shankland記者が述べているように、UWBは、「極めて短い無線パルスがデバイス間を移動するのにかかる時間を測定することにより、0.5インチ(約1.27cm)以内の精度」で位置を計算できる。
この方法なら、Appleの現行のシステムよりもはるかに簡単にAirPodsを発見できるはずだ。AirPodsを置き忘れた経験のある人なら誰でもそう断言できるだろう。同社の「探す」ネットワークで動作する機能を追加すれば、公園やバスに置き忘れたAirPodsが永遠に失われることは、なくなるかもしれない。
もちろん、AirTagをAirPodsに取り付けることのできるサードパーティ製ケースがいくつかあることは知っているが、今こそもう一歩進化するべきだろう。U1チップをAirPodsの充電ケースに追加すれば、紛失したイヤホンをはるかに簡単に見つけられるようになる。Appleが何らかの方法でこのテクノロジーをAirPodsの本体に内蔵することができれば最高だが、まずはせめてケースに搭載してみてはどうだろうか。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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