NTTグループの先端技術を取り入れて自ら実践する「未来のオフィス 4×SCENE」が開設

 オフィス内を動き回るロボットを導入。飲み物を運ぶだけでなく、アクセスした人の目となって社内の様子を見たり、来客時にも遠隔による案内や打合せを可能とするなど、オフィスワーカーをサポートする。

 オフィス内を動き回るロボットを導入。飲み物を運ぶだけでなく、アクセスした人の目となって社内の様子を見たり、来客時にも遠隔による案内や打合せを可能とするなど、オフィスワーカーをサポートする。

 NTTアーバンソリューションズならびにNTT都市開発は、本社がある秋葉原UDX6階に実験的ライブオフィス「未来のオフィス 4×SCENE(フォーシーン)」を開設。メディア向けに公開した。

 このオフィスはコロナ禍を経て働き方が変化している昨今、リモートワークを基本としつつ、これからも必要な未来のオフィス像を描き、社員が自ら利用や運営、データを取得解析し、ブラッシュアップし続けていくライブオフィスという位置づけで開設されたもの。

 リモートとオフィスのハイブリットワークが定着しつつあるなか、オフィスワーカーが“好み”と“行動・目的”に合わせて自由に柔軟に働く場所を選ぶ、新しい働き方へと変化。そしてオフィスは多くのワーカーにとって“毎日行く場所”から、“意識的に向かう場所”へとも変化しているという。

 オフィス名にある「4×SCENE」は、英語の「foreseen(予知された)」と「4つのSCENE(シーン)」に由来。社員の働く環境やスケジュールを先読みしてレコメンドしたり、一人ひとりの好みや目的に応じて自由に働くシーンを選ぶことを意味するという。人の働き方が変化したことで、それを支えるオフィスの在り方も変化していくなか、さまざまな目的をもって出社する多様な人たちを、デジタルがナチュラルに支えることで、チームや個人のパフォーマンス高めると同時に、Well-beingを実現するという。

 これからのオフィスは、ひとりひとりが好みや行動、目的にあわせて環境を選ぶ「Personalized ABW」を提唱する  
これからのオフィスは、ひとりひとりが好みや行動、目的にあわせて環境を選ぶ「Personalized ABW」を提唱する
4つのSCENE
4つのSCENE

 4×SCENEに由来する4つの空間を設け、それぞれのパフォーマンスを引き出し、生産性を高めるオフィスデザインを設計。またフリーアドレスでありがちな“誰が出社しているのか、どこにいるのかわからない”という課題にも、デスクに対してスマートフォンの専用アプリから利用予約が可能になっていることや、ビーコンの活用によりスタッフがどこで仕事をしているのかがわかるようになっている。こうした機能を通じて、いつ出社すれば効率的にチームのメンバーと仕事ができるかをレコメンドしてくれる機能も取り入れられているという。

 ほかにも、運動不足解消となる「歩きながら仕事ができるデスク」や、社員のリフレッシュおよび集中力の向上を促す「瞑想室」の設置、会議のラップアップを促す光の演出、ウェブ会議をより快適にするパーソナライズドサウンドゾーン技術の実証実験、オフィスワーカーをさりげなくサポートするロボットなど、さまざまな機能や設備が導入されている。

 このオフィスで実験的に導入した先端技術やサービス、空間の考え方は、検証を経て、今後NTTアーバンソリューションズグループの街づくりや、NTT都市開発が企画・運営するビルへと展開することを考えているという。

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