Twitter、買収交渉の経緯明かす「マスク氏は内部情報を要求しなかった」

Julian Bingley (ZDNet.com) 翻訳校正: 緒方亮 長谷睦 (ガリレオ)2022年05月19日 13時42分

 Elon Musk氏のTwitter買収をめぐる騒動はまだまだ終わる気配がない。同氏は、フロリダ州マイアミで開催された「All-In Summit」でTwitterアカウントの20%が偽かスパムだとの考えを明らかにした件について、補足説明した。この問題がきっかけで、Musk氏はTwitterに対する440億ドル(約5兆6000億円)規模の買収案をいったん保留すると宣言するに至っている。

 Musk氏は米国時間5月17日、以下のようにツイートした。「アカウントの20%が偽かスパムであれば、Twitterが主張する数値の4倍である上、これより『はるかに』高い可能性もある。私の買収提案は、Twitterが証券取引委員会(SEC)に提出した資料が正しいという前提に基づいていた。昨日、Twitterの最高経営責任者(CEO)はスパムアカウントの割合が5%未満だと証明することを公式に拒否した。CEOによる証明がなされるまで、この買収は前進しない」

 一方、買収対象となっているTwitterは同日、Musk氏との交渉の経緯について、同社側の見解を発表し、Twitterに関する非公開の問題(Musk氏が買収保留を宣言した際に指摘した問題)について、買収交渉時にMusk氏から質問がなかったことを明らかにした。

 Reutersの記事によると、SECに提出されたTwitterの委任状説明書(この買収について賛否の投票を行う株主向けに、詳細事項を説明する文書)からは、Musk氏が「最善かつ最終」とするオファーで交渉をまとめようと急いでいたことがうかがえるという。この委任状説明書でTwitterは、同氏が4月、デューデリジェンス(投資先調査)を一切実施することなく、440億ドルの買収について交渉したと主張している。

 Twitterは委任状説明書で、「Musk氏は秘密保持契約の締結を求めることも、Twitterに関する内部情報をTwitterに要求することもしなかった」としている。

 Musk氏はAll-In Summitで、今後、買収額が下がる可能性を否定しなかった。一方、Twitterは委任状説明書の提出を発表するプレスリリースの中で、「合意した金額と条件で、可能な限り早くこの取引を完了すべく取り組んでいる」とした。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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