絵本ナビ、約11億円を調達--新規株主に日テレや講談社ら、提携によるコンテンツ拡充も

 絵本の情報、通販サイト「絵本ナビ」を運営する絵本ナビは5月10日、約11億円の第三者割当増資を実施したと発表した。既存株主であるSIG Asia Investmentのほか、新規株主となる日本テレビ放送網、KADOKAWA、講談社、ポプラ社、Spotlightが引受先となる。

 
 

 同社が運営する絵本ナビは、2002年4月にオープンしたインターネットの絵本サイト。100社を超える絵本出版社の協力を得て、絵本の画像や紹介文を掲載。さらに、独自の評価ランキングや対象年齢別のおすすめ絵本、新着レビューコーナー、新刊絵本紹介、メールマガジンなどのコンテンツを用意する。

 また、日本初となる市販絵本のデジタル読み放題作品を350作品以上掲載。業界初となる、アプリ上で「一冊につき一度だけ」全ページが試し読みできるサービスの対象は2200作品以上、一部試し読み可能作品は1万作品以上で、年間2000万人が利用しているという。

 今回調達した資金は、絵本ナビのサービス機能開発に充てる。具体的には、メディア、Eコマースの既存事業に加え、アプリで絵本、児童書、学習まんがなどが読める月額サブスク「絵本ナビプレミアム」や、英語の絵本を楽しみながら音声AIで発音練習できる英語学習アプリ「絵本ナビえいご」などのコンテンツ配信事業を中心に、事業規模を拡大。これらのサービスでの配信を前提としたデジタルでの絵本制作(絵本ナビオリジナルレーベル)を予定し、既存作品も含めて、海外展開も目指す。

 加えて、新規株主のKADOKAWA、講談社、ポプラ社などの大手出版社各社と、サイトの中立性を保ちながら提携。コンテンツの大幅拡充を図るという。日本テレビ放送網とも提携し、映像化や絵本制作を含めたさまざまな取り組みを行うとしている。

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