体組成データから体系を推定する新技術「TANITA Body Shae Analyzer」の開発に携わったタニタ開発部 生体科学課の和智湧斗氏は、「私たちが提案する『お客様に適したスーツ』は、『サイズが合っている』ことに加えて『健康状態になっている』という2つの特徴がある」と語った。
「体に含まれる脂肪や筋肉といった組織は、身体の形状や大きさを決める重要な要素。そこでタニタの体組成計から取得した脂肪量や筋肉量のうち、ウエストやヒップなどの形状を推定し、そこに採寸情報を考慮することでスーツのサイズを求める仕組みを開発。当社の測定技術を応用したところ、スーツのサイズの一致率は95%以上」(和智氏)
体組成系を利用するメリットは、サイズを特定するだけではないという。
「体組成系は『運動が足りてない』『代謝が非常に良い』など、形状だけでは分かりにくい、お客様の健康課題を知ることができ、それらの情報を基におすすめの商品を提案できる」(和智氏)
今回、スーツサイズチェックを筆者も体験してみた。業務用体組成計の操作部は複雑で難しそうに見えるが、実際にはそちらのユーザーインターフェースを使うことはまったくなく、徹底的にシンプル化した操作体系のタッチパネル画面を操作するだけで簡単に利用できた。
現状では東京と岡山の2店舗のみの展開だが、近くに住んでいて「体型が変わってスーツを新調しなければならない」という人は、一度試してみてはいかがだろうか。
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