タニタ、ゲーム機能つき体組成計「TANITA PINBALL」のコンセプトモデル

 タニタは12月11日、体組成計測にピンボールゲームのアミューズメント要素を組み合わせ、ゲームをしながら健康管理ができる業務用体組成計「TANITA PINBALL」のコンセプトモデルを開発したと発表した。

業務用体組成計「TANITA PINBALL」のコンセプトモデル
業務用体組成計「TANITA PINBALL」のコンセプトモデル

 同組成計は、2019年1月8日から11日までの4日間、米国・ラスベガスで開催されるコンシューマ・エレクトロニクス分野における世界最大の見本市「CES 2019」で、世界に先駆けて公開するという。

 同社は、健康計測機器を使って「はかる」ことが健康づくりの起点になると考えているが、はかることを面倒・億劫に感じる人も少なくないという。TANITA PINBALL」のコンセプトモデルは、簡単な操作で誰もが楽しめる「ピンボール」のゲーム機能を体組成計と融合。体組成計測を楽しく、身近なものにするため、「ゲーミフィケーション」をテーマに開発した。

 なお、モニターに映し出される表示に従い、体組成の計測が完了すると、グリップに備わったボタンでピンボールが遊べる仕組みとなっている。

 同社によると、「ゲームをプレイしていたら、いつの間にか、はかっていた」と思わせる演出となっており、自然と計測の習慣化を促す仕組みになっているという。体組成の計測ユニットには、同社の両手間体組成計「DC-13C」を採用し、靴を脱がずに計測とゲームのプレイが可能。

 また、ゲームの画面演出は体組成計測の結果に応じて変化し、「はかる=プレイする」たびに発見があるため、健康管理を楽しく継続できるという。

 同社は、健康づくりには「楽しく続けられる」ことが重要だとしており、ゲームやアミューズメント分野のコンテンツは健康への取り組みを継続させるために有効だと考えているという。これまでも積極的にコラボレーションや商品開発を行ってきたが、2018年にはクラウドファンディングで資金を募り、セガゲームスのPlayStation 4用ゲームソフト「電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)」などに対応するコントローラー「ツインスティック」の商品化プロジェクトでゲーム業界に進出。新たな健康づくりを提案している。

 今回開発した「TANITA PINBALL」のコンセプトモデルは、こうした「はかること」とアミューズメント要素を組み合わせることで、「楽しみながらできる健康管理」の考え方を具現化したもので、アミューズメント施設をはじめさまざまな分野で応用が可能だという。

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