Twitterユーザーは、投稿したツイートを編集して、入力ミスなどの問題を修正する機能の実装をずっと前から求めていたが、要望が多いにもかかわらず、この機能は同社の優先事項ではなかった。ただし、Twitterは月額2.99ドル(約380円)のサブスクリプションプラン「Twitter Blue」ではサービスの一部として、ツイートの取り消し機能を提供する予定だ。
Musk氏は4月4日、新たなアンケートをツイートし、編集ボタンのアイデアに再び言及した。同氏は、「編集ボタンは必要か」とツイートし、「yse」と「on」(「yes」と「no」のもじりと思われる)でアンケートを取った。400万人以上のユーザーが回答し、ほぼ4分の3がこのアイデアを支持した。
Do you want an edit button?
— Elon Musk (@elonmusk) April 5, 2022
Musk氏は編集ボタンの必要性に関する自身の見解を明かしていない。Twitterは5日、2021年から編集機能の開発に取り組んでいるとツイートした。Twitterのコミュニケーションズチームは、ウインクした顔の絵文字とともに、「アンケートの結果を見て思いついたわけではない」とツイートした。同社は、何がうまく機能し、何が可能なのかを学ぶために、このツールのテストを開始する方向であると述べた。
Twitterは以前、編集ツールによってさまざまな問題(例えば、ユーザーによって共有されたツイートが後で変更されて、意味が変わってしまう)が引き起こされる可能性について、懸念を表明したことがある。Dorsey氏は2020年、Wiredに対して、Twitterが編集ボタンを追加することはおそらくないだろう、とまで話している。
Dorsey氏はインタビューで、「Twitterは、ショートメールメッセージングサービスとして始まった。皆さんもご存じのように、ショートメールは、送信すると撤回することはできない」と述べている。「われわれは、初期の頃のあの雰囲気や感覚を維持したいと考えていた」
Twitterはこの機能を優先事項リストの上位に位置付けているようだ。Agrawal氏は4日、編集ボタンに関するMusk氏のアンケートを受けて、Musk氏がTwitterが言論の自由を守っているかどうかアンケートを取った時とそっくり同じフレーズを投稿した。
「このアンケートの結果は重要な意味を持つ。慎重に回答してほしい」(Agrawal氏のツイート)
ソーシャルメディアユーザーは、アルゴリズムが自分たちの生活を支配しており、TwitterやFacebookといったプラットフォームでより多くの時間を費やすように誘導されている、と不満を述べてきた。一部のTwitterユーザーは、ツイートを時系列で表示することを好む。Twitterは3月、ユーザーからの苦情を受けて、アルゴリズムによって生成されるフィードをデフォルトで表示するという変更を元に戻した。
Twitterはアルゴリズムをオープンソースにしてもいい、とMusk氏は主張している。同氏はそれによって何が起きるのかを具体的に述べていないが、オープンソースソフトウェアは自由に利用することが可能で、変更を施すこともできる。同氏は3月24日のアンケートで、そのアイデアを提起した。100万人の回答者の約83%が「イエス」と回答した。
Dorsey氏は、その結果を支持しているようで、「どのアルゴリズムを使用するか(または、使用しないか)という選択権は、すべてのユーザーに提供されるべきだ」とツイートした。
The choice of which algorithm to use (or not) should be open to everyone https://t.co/o2DkSTWW0O
— jack (@jack) March 25, 2022
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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