「Mac Studio」の登場で、Macのデスクトップのラインアップは多くのMacユーザーが長く期待してきたように進展した。Appleは今や、4モデルのデスクトップ製品を展開している。「Mac mini」「Mac Studio」「iMac」「Mac Pro」だ。本稿では、自分に合うモデルを選ぶ方法を探っていく。
もちろん、「MacBook Air」と「MacBook Pro」というAppleのノートモデルは、デスクトップ型のMacよりはるかによく売れている。もしあなたがMacのノートモデルを探しているなら、いずれかのMacBookを選べばいい。だが、もしMacを使うのが主に自分のデスクでなのであれば、ノート型のRetinaディスプレイ、バッテリー、トラックパッド、キーボードのために余分なコストを支払うことはない。
ノートモデルのコストはかなりの額になる可能性がある。例えば16インチのMacBook Proの場合、10コアのCPU、32コアのGPU、32GBのメモリー、1TBのSSDストレージという構成で価格は3499ドル(日本では税込41万9800円)。同様の構成のMac Studioなら2399ドル(同29万3800円)だ(ディスプレイ、バッテリー、キーボード、トラックパッドは付属しないが、10Gbイーサネットポート1つ、Thunderboltポート4つ、USB Type-Cポート2つ、USB Type-Aポート2つを備える)。1000ドル以上安い。
私はデスクトップとノートの両方を使っている。「M1」搭載のMacBook Airは日常的な基本業務に最適だ。だが、自分のデスクでは、Intelプロセッサー搭載のMac miniに38インチディスプレイ、3台の27インチディスプレイ、その他多数のデバイスを接続したシステムを使っている。このマシンを移動させることはないし、自分のデスクのマシンはぴったりに設定しておきたい。したがって、デスクトップモデルが最適なのだ。
まずは、特徴付けるのが簡単な2つのモデル、iMacとMac Proの選択(もしくは除外)から始めよう。
Appleの現行のiMacは、ゴージャスな7色ラインアップが揃う美しいマシンだ。24インチの4.5K Retinaディスプレイと一体になっている。
だが、制限がある。iMacには27インチモデルはないのだ。24インチモデルはとても愛らしいが、生産的な作業にはやや小さい。もちろん2つ目のディスプレイを追加することもできるが、それではせっかくのスリムさと筐体の色の美学が損なわれてしまう。
それに、選択できるプロセッサーはM1のみなので、それが性能の上限で、メモリーも16GBまでしか搭載できない。ポート類にいたっては、ベーシックモデルにはThnederbolt 3が2つのみ。上位モデルだとThunderbolt 3が2つ、USB Type-Cポートが2つになる。付属の電源アダプターにあるポートからイーサネットに接続することもできる。
欲しいデスクトップがシンプルで美しく、機能的だがやや柔軟性に欠けてもよければ、24インチのiMacが有力候補だ。私は旧モデルのiMacを長く使っていたが、Macの性能に不足を感じるようになるより先にディスプレイのサイズが足りないと感じてしまった。24インチの小さなディスプレイにどれだけ耐えられるか判断する必要がある。
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