アップル、クリエーター向け新デスクトップ「Mac Studio」発表--「M1 Ultra」を搭載

坂本純子 (編集部)2022年03月09日 05時46分

 アップルは3月9日、新しいMacのデスクトップとして「Mac Studio」と27インチ5K Retinaディスプレイ「Studio Display」を発表した。アップルのウェブサイトにて予約はすでに開始しており、いずれも3月18日に発売する。

新デスクトップ「Mac Studio」と27インチ5K Retinaディスプレイ「Studio Display」
新デスクトップ「Mac Studio」と27インチ5K Retinaディスプレイ「Studio Display」

 Mac Studioは、従来のM1 Maxに加え、新たなチップ「M1 Ultra」を搭載。価格は、10コアCPU、24コアGPU、16コアNeural Engineを搭載したM1 Maxモデルが24万9800円(税込)から、20コアCPU、48コアGPU、32コアNeural Engineを搭載したM1 Ultraモデルが49万9800円(税込)から。

 なお、M1 Ultraモデルは、64コアGPU、128GBユニファイドメモリ、最大8TBのSSDストレージまで選択でき、最高価格は93万9800円(税込)になる。

 M1 Ultraは、M1 Maxを土台としたものだ。2つのM1 Maxチップのダイを相互接続し、かつてないレベルのパフォーマンスと能力を持つシステムオンチップ(SoC)を作る、UltraFusionアーキテクチャを備える。1140億個のトランジスタを搭載し、パーソナルコンピュータ用チップでは史上最多と説明する。

M1 ULTRA
M1 ULTRA

 M1 Ultra搭載とこれまでのプロセッサと比較したパフォーマンスは下記のとおり。

・10コアプロセッサ搭載の最速27インチiMacよりも最大3.8倍高速なCPUパフォーマンス。
・16コアXeonプロセッサ搭載のMac Proよりも最大90パーセント高速なCPUパフォーマンス。
・28コアMac Proよりも最大60パーセント高速なCPUパフォーマンス。
・27インチiMacよりも最大4.5倍高速で、現在利用可能な最速のMacグラフィックカードよりも最大80パーセント高速なグラフィックパフォーマンス。
・27インチiMacよりも最大12倍高速で、28コアMac Proよりも最大5.6倍高速なビデオのトランスコード。
M1 Maxには、別のM1 Maxダイに接続する機能があり、新しい「M1 Ultra」は、2つのM1 Maxダイを組み合わせたものになる
M1 Maxには、別のM1 Maxダイに接続する機能があり、新しい「M1 Ultra」は、2つのM1 Maxダイを組み合わせたものになる

 Mac StudioはMac miniに似た雰囲気を持つコンパクトなボディながら、その名の通りスタジオで作業をするクリエーター向けのハイスペックなMacだ。M1 Ultra搭載システムでは18本の8K ProRes 422ビデオストリーム再生もでき、「スタジオを作るために必要なすべてのものを得られるよう設計した」という。

サイズは幅19.7cm、高さ9.5cm。M1 Maxモデルの前面はUSB-Cポート(最大10Gb/s)×2+SDXCカードスロット(UHS-II)、M1 UltraはThunderbolt 4ポート(最大40Gb/s)×2+SDXCカードスロット(UHS-II)を備える
サイズは幅19.7cm、高さ9.5cm。M1 Maxモデルの前面はUSB-Cポート(最大10Gb/s)×2+SDXCカードスロット(UHS-II)、M1 UltraはThunderbolt 4ポート(最大40Gb/s)×2+SDXCカードスロット(UHS-II)を備える
背面は、Thunderbolt 4(最大40Gb/s)、DisplayPort
USB 4(最大40Gb/s)、USB 3.1 Gen 2(最大10Gb/s)、USB-Aポート(最大5Gb/s)×2、HDMIポート、10Gb Ethernet、3.5mmヘッドフォンジャック
背面は、Thunderbolt 4(最大40Gb/s)、DisplayPort USB 4(最大40Gb/s)、USB 3.1 Gen 2(最大10Gb/s)、USB-Aポート(最大5Gb/s)×2、HDMIポート、10Gb Ethernet、3.5mmヘッドフォンジャック

 Mac Studioのボディは、1枚のアルミニウムの押し出し加工で作られており、設置スペースは19.7cm四方、高さは9.5cm。両側にある送風機の独自システム、精密に配置したエアフローチャネル、筐体の後部と底部に設けられた4000個以上の穴により、高性能チップを冷却する。Appleシリコンの効率性により、Mac Studioは最も負荷の高いワークロードでも、驚くほど静かだとしている。

 前面に2つのUSB-Cポートを備え、M1 Maxは10Gb/sのUSB 3、M1 Ultraは40Gb/sのThunderbolt 4をサポートする。また、写真やビデオを簡単に読み込めるよう、前面にSDカードスロットも備えた。接続のよさも特長で、最大4台のPro Display XDRに加え1台の4Kテレビという幅広いディスプレイサポートを提供し、約9000万ピクセルを実現する。

環境にも配慮したMacという
環境にも配慮したMacという

27インチ5K Retinaディスプレイ「Studio Display」

 Studio Displayは、Mac Studioと合わせたデザインとなっており、外枠の狭いアルミニウム筐体を特長とする。価格は19万9800円(税込)から。

27インチ5K Retinaディスプレイ「Studio Display」
27インチ5K Retinaディスプレイ「Studio Display」

 600ニトの輝度、P3の広色域、10億色以上に対応し、センターフレームに対応した12MPの超広角カメラ、空間オーディオに対応した原音に忠実な6スピーカーサウンドシステムを搭載する。

 備え付けのスタンドは、最大30度までディスプレイを傾けられる。VESAマウントアダプタオプションも利用可能で、横向きや縦向きをサポートする。

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