Mac Studioは、Apple製品の中でプロユーザーが望むマシンに最も近いモデルだ。メモリーも内部ストレージも拡張できないが、スロットがないことは、データがSoC内にとどまり、メモリーとプロセッサーの間をはるかに高速に移動できることを意味する。
Mac Studioの登場により、デスクトップモデルのMacの購入計画が変わる。Mac StudioのベースモデルはMac Proより高性能だが、価格は高装備のMac mini相当だ。Mac Studioのフル装備モデルは、Mac Proのベースモデルよりわずかに高いだけでありながら、価格が6倍の高スペックのMac Proに性能で匹敵する。
あなたが非常に生産的な作業をするプロユーザーで、マシンに何万ドルも投入したくないのであれば、Mac Studioがお勧めだ。
最後にどのマシンを選ぶかのポイントをまとめよう。
ディスプレイ付きが欲しくて、それが24インチでも構わないのであれば、iMacを検討しよう。
Intel搭載マシンが必要なら、Mac ProかIntel搭載Mac miniだ。ただし、両方とも間もなく生産終了の可能性があり、OSのサポートはおそらく2~4年で終了することに注意しよう。
メモリーが16GB以下でも問題ないなら、Mac miniかiMacだ。違いはディスプレイ付きが欲しいかどうかだ。
メモリーが32~128GB必要であれば、Mac Studioだ。ただし、一旦購入すると後からメモリを拡張できないので、購入段階で必要になる可能性のあるメモリ量を備えた構成を選択する必要がある。
メモリーが128GB~1.5TB必要であれば、Mac Proだ。年内に新しいMac Proが発表されるであろうことと、古い2019年のMac Proは非常に高価であることは心に留めておこう。
汎用的なマシンを1000ドル未満で購入したいなら、Mac miniだ。
どこにでも置ける静かなマシンが欲しいなら、それはMac miniだ。
たくさんのポートと前面のSDXCカードスロット(ついに!)が欲しいなら、Mac Studioだ。
「Final Cut」で8K動画を編集するなら、Mac Studioだ。
Final CutでHDあるいは4Kのマルチカムビデオのストリームを制作するなら、Mac miniかiMac。予算があるならMac Studioだ。
AR、VR、ハイエンド動画、3Dモデリング、研究用アプリなど、高いプロセッサパワーが必要な操作を行う場合は、M1 Ultra搭載のMac Studioだ。
Mac miniが欲しいがもう少し多くのメモリーともう少し高性能なプロセッサーをいい価格で、という場合はM1 Max搭載のMac Studioがお勧め。
言いたいことを短くまとめると、次のようになる。オフィスにしっくり来る美しいオールインワンマシンが欲しければ、iMacを。手頃な価格で汎用性のあるマシンが欲しければ、Mac miniを。プロレベルか非常に高いプロレベル向けの強力なマシンが欲しければ、Mac Studioを。現時点で、特段の必要性がない限り、Mac ProとIntel搭載Mac miniはお勧めしない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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