筆者がインストールした他のほぼすべてのアプリケーションもGalaxy Tab S8でうまく機能しており、多くの開発元は非常に素晴らしいタブレット体験を提供している。Microsoftは「Teams」などのアプリには改善の余地があるが、「Outlook」や「Office」「To Do」「OneNote」など、一部のアプリでは堅実な仕事をしている。「Samsung Notes」はOneNoteと同期できるようになったので、この機能によって、筆者のSペンの使用頻度がさらに上がった。
自分のiPadとGalaxy Tab S8を並べて比べると、正直に言って、iPadにインストールされたアプリの中で、Galaxy Tab S8では利用できないものや、同様の機能を備えた代替アプリが存在しないものは見当たらなかった。AndroidタブレットとiPadの差は、実際よりも大きく受け止められているのかもしれない。Androidタブレットに関して人々が具体的に何を懸念しているのかを詳しく知りたいところだ。
サムスンのスマートフォンとGalaxy Tab S8の間で通話とテキストを同期する機能を設定できるので、どちらのデバイスを使用していても、作業の流れが遮断されることはない。これは、「iPhone」とiPadの連携機能と同じような体験だ。
筆者は先頃の出張にサムスンのGalaxy Tab S8を持参したが、テストを兼ねて、機内で動画視聴やその他の基本機能を楽しむのに使用するだろうと考えていた。結果的に、筆者はホテルの部屋にバックパックを置いたまま、Sペンですべてのメモを取り、Book Cover Keyboard Slimを使って仕事の電子メールのやりとりやTeamsでの会話をこなした。それでも、Galaxy Tab S8のバッテリーは十分に残っており、夜に動画やウェブの閲覧に使用することができた。Galaxy Tab S8は一日中使っても疲れないサイズだが、ディスプレイはSペンで快適に書き込めるだけの大きさを備えている。Sペンのディスプレイ上での動きにも全く問題はなかった。
筆者はこの数週間、Galaxy Tab S8を使ってみて、その魅力に驚かされた。予想以上に素晴らしい製品だ。同じフォームファクターのGalaxy Tab S7と比べると、大幅なアップグレードではないものの、最新かつ最高のプロセッサー、強化された前面カメラと背面カメラ、遅延が改善されたSペンなどを備えている。ノートPCやスマートフォンと併用するタブレットを探している人にとって、Galaxy Tab S8は価値のある選択肢だ。microSDカードを持っている人は、699.99ドル(約8万3000円)のエントリーモデルを選択すれば、必要なものがすべて揃うだろう。Appleと違って、サムスンはSペンも同梱してくれるので、さらに100ドル(約1万2000円)以上の追加出費をする必要がないことも覚えておこう。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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