「Galaxy Tab S8」を3週間にわたって使用してみたが、筆者にとっては、仕事や娯楽に最適なタブレットの1つかもしれない。
数年前に試した「Galaxy Tab S7+」も外出先で作業をするのに最適で、サムスンの他のデバイスと同期する機能も備えた非常に高性能な「Android」タブレットだった。Galaxy Tab S7+の唯一の不満点はディスプレイ内の指紋センサーで、この機能はほとんどの状況で使いにくかった。
VMwareのセカンドスクリーンが完全にサポートされるようになったことなどもあって、筆者はGalaxy Tab S8で「Samsung DeX」を使用することを楽しんでいる。Galaxy Tab S8は生産性を重視して設計いるものの、Androidアプリの方はまだタブレット向けに十分に最適化されてはいない。それは「iOS」アプリも同じことだ。筆者は「iPad」も1カ月使用したが、iPad向けに改善する必要のあるアプリはまだたくさんある。
筆者はサムスンから、8GBのRAMと128GBの内部ストレージを搭載するシルバーのWi-Fiモデルを受け取った。この同シリーズ最小のGalaxy Tab S8モデルで気に入っている主要機能の1つは、電源ボタンに統合された指紋センサーだ。本体を、このタブレットで想定されている通常の使い方である横向きに持つと、指紋センサー/電源ボタンは上側面の左端に来るので、左手の人差し指が簡単に届く。右手で操作したり、隣にある音量ボタンを操作したりするのも簡単だ。タブレットとして使用する場合、筆者は、「Galaxy Tab S8+」や「Galaxy Tab S8 Ultra」のディスプレイ内の指紋センサーよりも、側面のボタンに統合されたセンサーの方が気に入っている。
Galaxy Tab S8の電源を入れると、サムスンのパンチの効いた「Super AMOLED」ディスプレイは搭載されていないことが一目瞭然だった。黒色が他のタブレットほど鮮やかではなかったからだ。とはいえ、発色は良好で、ディスプレイ上のすべてが鮮明に見える。
ディスプレイを囲む均一の黒いベゼルは絶妙な幅で、ディスプレイに触れずに本体を持つことができる。ベゼルの幅はGalaxy Tab S7+と同じみたいだ。前面の超広角カメラは、ディスプレイ上部のベゼルの中央に配置されている(本体を横向きに持った場合)。
指紋センサー/電源、音量ボタン、microSDカードスロットは、タブレットの上側面に配置されている。基本的には横向きでの使用が想定されており、4つのスピーカーは左右側面の上部と下部に設置されている。USB-Cポートは右側面、キーボード用のコネクターは下側面に配置されている。
2つの背面カメラは本体背面の上部にある。指紋センサー/電源ボタンの近くだ。カメラの左側の黒い光沢がある長い楕円形の部分は、「Sペン」の充電ステーションとして機能する。Appleと異なり、サムスンはタブレットにSペンを同梱しているため、ユーザーにとってはかなりのコスト節約になるし、Sペンの使用を促す効果もあるだろう。
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