TwitterがEコマースの取り組みを推進している。
同社は米国時間3月9日、新機能「Twitter Shops」のベータ提供を開始したと発表した。企業が最大50件の商品をオンラインカタログに表示できる機能だ。Twitterによると、一部の米企業に提供されており、それには通信大手のVerizon、フードデリバリーサービスのAll I Do Is Cook、衣料品販売のGay Pride Apparelなどが含まれる。
英語版Twitterを「iPhone」で利用する米国のユーザーは、「View shop」ボタンをタップすることで、Twitter Shopsの商品を閲覧できる。商品を購入しようとすると、精算のためにその販売業者のウェブサイトにリダイレクトされる。販売業者は無料でこの機能を利用でき、Twitterは決済処理や販売手数料の徴収をしないという。
Twitter Shopsは、ソーシャルメディア企業がオンラインショッピングに力を入れていることを示す、さらなる例だ。新型コロナウイルスの感染拡大で、オンラインショッピングの人気は高まる一方だ。Twitterはこれまでに、ユーザーのプロフィールに設けられた商品紹介のための専用スペースや、ライブショッピングなど、他のショッピング機能も発表している。
Twitterは、他のソーシャルネットワークと同様に、売上高の大半を広告で得ているが、ショッピングの場としてはあまり知られていない。新しいショッピング機能の追加は、ユーザーがTwitterに費やす時間の増加につながる可能性がある。Twitterは新たな最高経営責任者(CEO)の下で、mDAU(収益化可能なデイリーアクティブユーザー数)を2023年までに3億1500万人にすることを目指している。現在のmDAUは2億1700万人だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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