LinkBudsにはソニーの「統合プロセッサーV1」が搭載されており、高度な音声信号処理を実現している。ソニーのノイズリダクションアルゴリズムは、5億以上の音声サンプルを使ったAI機械学習によって開発されたものだ。この統合プロセッサーが、音楽の歪みを最小限に抑え、高音質のオーディオ体験を提供する。
LinkBudsイヤホンの使用を最適化するには、Sony Headphones Connectアプリを「Android」または「iOS」のスマートフォンにダウンロードしてインストールする必要がある。インストール後、イヤホンを取り出して耳に装着するだけで、スマートフォンとのペアリングが始まる。Googleの「Fast Pair」とMicrosoftの「Swiftペア」がサポートされているので、Androidや「Windows」デバイスとの接続はすぐに完了する。
Sony Headphones Connectアプリは、左右のイヤホンと充電ケースのバッテリー残量を表示する。右上のメニューオプションから、チュートリアルを表示したり、イヤホンのファームウェアバージョンを確認したり、クラウド経由でバックアップや復元をしたり、「Music Center」アプリを起動したりできる。
Sony Headphones Connectアプリには、「ステータス」「サウンド」「システム」「サービス」の4つのメインタブがある。ステータスタブには、再生中の曲名が表示され、「戻る」「再生」「進む」ボタンが配置されている。その下には音量のスライダーもある。
サウンドタブでは、「スピーク・トゥ・チャット」機能のオン/オフを切り替えることができる。在宅勤務をしており、イヤホンを外さずに家族と話したいユーザーは、この機能を重宝しているはずだ。声の検出感度も「自動」「高感度」「低感度」から選択できる。
このセクションの下にはイコライザーメニューがあり、低音ブーストなども可能だ。「Bright」「Excited」「Mellow」「Relaxed」「Vocal」「Treble Boost」「Bass Boost」「Speech」「Manual」など、さまざまなプリセットある。好みに応じて設定できる「Custom」も2つ用意されている。
システムタブでは、イヤホンのそのほかの設定をカスタマイズできる。最初のオプションは、周囲の騒音に応じて音量を自動で調整するアダプティブボリュームコントロールだ。その下の設定では、左右のイヤホンのダブルタップ操作とトリプルタップ操作の機能を変更できる。システムタブには、自動電源オフや言語、ソフトウェアのダウンロード、設定の初期化に関する項目もある。
サービスタブでは、「Sound AR」を楽しめる「Locatone」サービスや「Microsoft Soundscape」「Spotify Tap」の設定にアクセスできる。Spotify Tapを使用すると、イヤホンを装着した後、1回タップするだけでSpotifyのコンテンツに素早くアクセスできる。
Sony Headphones Connectには、アクティビティーページもあり、さまざまな学習セッションでバッジを獲得することができる。これをおもしろいと思う人もいるかもしれない。このアクティビティーページは便利だと筆者は感じている。ソニーのさまざまなヘッドホンを使用した合計時間やヘッドホンを使用した場所、さまざまなヘッドホンを聞きながら実行したアクションを確認できるからだ。
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