Googleは米国時間2月16日、「プライバシーサンドボックス」を「Android」に導入する計画を発表した。広告目的でサードパーティーに共有されるユーザーデータを制限することで、プライバシー保護を強化する取り組みだ。
これに先立ち、Appleは2021年、アプリやウェブ上でのユーザーのアクティビティーを追跡する前に、ユーザーに許可を求めることをアプリ開発者に義務付けた。これに対しFacebookなど一部の企業は反発を示した。Facebookは、ターゲット広告によって膨大な年間売上高を得ている。
Googleは、Androidのプライバシーサンドボックスの設計、構築、テストをまだ完全には完了しておらず、既存の広告プラットフォームのサポートを少なくとも今後2年間は継続するという。Android開発者は現在、初期設計案をレビューしてフィードバックを提供できる。デベロッパープレビュー版/ベータ版は、2022年内に予定されている。
Googleはプライバシーサンドボックスで自社の広告製品やサイトを優遇しないことを約束し、規制当局と協力していくと述べた。同社はさらに、隠れたデータ収集の可能性を減らすための技術も検討している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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