Echo Show 15に関する最大の不満は、時々パフォーマンスが低下することだ。画面の上から下にスワイプしてショートカットメニューを表示するのに1~2秒かかることもあれば、瞬時に表示されることもある。さまざまなメニューをタップしたり、スワイプしたりする操作についても同様だ。この記事を執筆した日など、ギャラリーに移動しようとすると、利用可能なウィジェットのリストが表示されるまでに30秒は待たされた。ホーム画面に戻ってから、ギャラリーに再度アクセスすると、今度は瞬時に表示された。
また、互換性のある防犯カメラを確認できる新しいピクチャーインピクチャー機能を使用したときにも、よく遅延が発生する(RingとBlinkはどちらもサポートされている)。
筆者はテスト中、AmazonのPR担当者と連絡を取って、Echo Show 15のパフォーマンスが低下する問題について尋ねてみた。具体的な例を示してほしいと言われたので、問題の発生中に写真を撮ることにした。しかし、撮影を行った次の5分間、Echo Show 15の動作速度は全く低下しなかった。すべてが高速で応答性も高く、期待通りに機能した。
Echo Show 15のパフォーマンスに関して不満なのは、動作が遅くなる原因が全く分からないことだ。動作速度が突然低下することもあれば、全く問題なく動作することもある。最初にセットアップしてから、ソフトウェアが何度かアップデートされたので、Amazonが徐々にパフォーマンスを向上させ、筆者の遭遇したバグを取り除いている可能性もある。
結局のところ、Echo Show 15を入手すべきかどうかは、AmazonのEcho製品とサービスのエコシステムにどれだけ投資しているかによって決まる。Alexaに接続されたスマートホームデバイスを何台も所有しており、自動化やルーチンなどに利用しているのであれば、Echo Show 15を購入することは非常に理にかなっている。
「Google Home」や「Apple HomeKit」にかなりのお金をかけている人の場合、Echo Show 15を購入することは賢明ではないかもしれない。確かに、「Google Nest Hub Max」を別にすれば、GoogleもAppleもスマートディスプレイを提供していない。だがこれはAmazonのEcho製品すべてについて言えることだ。
家族の情報ハブとして使用する、スマートホームガジェットを監視する、カメラのライブビデオフィードを確認するといった用途に関して、Echo Show 15のような大型スマートディスプレイにニーズと価値があることは間違いない。Visual IDが追加されたことで、いつ使用しても、パーソナライズ性と効率性に優れたユーザー体験を得られるようになった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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