JR東日本は1月27日、「モバイルSuica」の機能を拡充すると発表した。新たな機能は、通学定期券のオンライン申請、おトクなきっぷの発売の2点。
通学定期券では、新たに通学証明書のオンラインアップロードに対応する。従来、モバイルSuicaでの通学定期券新規購入時には、証明書類をサポートセンターへ郵送する必要があったが、今回の機能追加により、完全なオンライン購入が可能となる。なお、モバイルSuicaでの通学定期券発売は、大学・専門学校用のみが対象。小学生・中学生・高校生用および実習用の通学定期券については、従来どおり発売対象外となる。
おトクなきっぷについては、これまでカードタイプのSuicaで発売していたIC企画乗車券を、モバイルSuicaでも新たに利用可能とする。対象きっぷは、「のんびりホリデーSuicaパス」、「都区内パス」、「東京フリーきっぷ」、「ヨコハマ・みなとみらいパス」の4点。発売額や利用期間、フリーエリアなどは、カードタイプのSuica用と同じとなる。発売対象は大人用のみで、前売りでの発売はない。また、モバイルSuicaで定期券を利用している場合には、該当のモバイルSuicaではおトクなきっぷは購入できない。
各サービスの利用開始日は、通学定期券オンライン申請が2月13日、おトクなきっぷの発売が3月12日。JR東日本では、機能の追加に先立ち、2月13日の0時頃から7時頃にかけて、モバイルSuicaのサービスを停止する予定。チャージや定期券購入など、アプリへのログインを必要とするサービスが全て利用できないとして、注意を呼び掛けている。
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