東日本旅客鉄道(JR東)は1月12日、新交通系ICカード「Suica Light」の販売を開始すると発表した。
地方自治体における交通費補助事業、修学旅行をはじめとする短期の団体旅行などでの利用を想定しており、最大6カ月間の有効期限がある点や、預り金(デポジット)が無い点などが特徴。
通常の「Suica」同様に、全国相互利用対象エリアの鉄道やバスなどで利用できるほか、店舗やタクシー、観光施設などでの支払いに利用できる。
一方、入金(チャージ残高)の払い戻しには対応せず、紛失しても再発行は行われない。また、びゅうトラベルサービスが販売を担うが、地方自治体や旅行代理店などの法人を対象とした商品のため、一般販売は実施しないという。
同社は、地方自治体における地域住民への交通費補助事業など、「短期間での利用に対し、多くのSuicaを配布したい」というニーズに応えると説明している。
なお、Suica Lightは、千葉県四街道市における「四街道ふるさとの味お届け便支援事業」に採用されている。同事業では、新型コロナウイルス感染症の影響で帰省が困難となっている四街道市出身かつ、千葉県外に居住している18~25歳の学生を応援するため、1月下旬からSuica Lightと市の特産品などを配布するという。
同社では今後も、Suica Lightの拡大に取り組み、地域の活性化および、キャッシュレス社会の発展に貢献していくとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」