YouTubeがオリジナル番組を提供する「YouTube Originals」を大幅に縮小する。Bloombergの米国時間1月18日の記事によると、同社はオリジナル番組制作への投資の大部分を打ち切る予定だという。
YouTubeの最高ビジネス責任者を務めるRobert Kyncl氏はTwitterに投稿した声明の中で、YouTube Originalsを縮小し、今後は「Black Voices Fund」と「YouTube Kids Funds」に含まれるプログラムにのみ投資すると述べた。
An update on YouTube Originals: pic.twitter.com/PixhgZ2yhU
— Robert Kyncl (@rkyncl) January 18, 2022
「急速な成長とともに新しい機会が生まれ、他の取り組みに投資することで、さらに多くのクリエイターにさらに大きな影響を与えることができる」と同氏は綴っている。
YouTubeのオリジナルコンテンツ担当グローバル責任者を務めるSusan Daniels氏は、3月1日に同社を離れる。Daniels氏は、YouTubeがオリジナル番組や映画の制作を推進していた2015年に入社。YouTubeはここ数年、オリジナル番組制作を縮小しつつあり、2019年には、それまでPremium会員に提供していた各種番組を、広告付きで無料視聴できるようにした。
今回の動きの背景として、ここ数年の間に提供が始まった「Apple TV+」「Disney+」「HBO Max」「Peacock」や、以前から競合する「Netflix」「Amazonプライム・ビデオ」など、 数多くのサービスがいわゆるストリーミング戦争を繰り広げていることがある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス