GoogleはFitbitを買収し、ウェアラブル機器用のソフトウェアも提供しているが、独自のスマートウォッチはまだない。だが、2022年にすべてが変わる可能性がある。Insiderの最近の記事によると、「Pixel Watch」が2022年に登場するという。
Pixel Watchのうわさは何年にもわたって幾度となく浮上してきたが、これまで現実になることはなかった。スマートウォッチ業界におけるGoogleの現在の立ち位置は、初代Pixelスマートフォン発売以前と、さらにそれ以前に「Nexus」シリーズを廃止したころのスマートフォン業界における同社の立ち位置に似ている。Googleと「Android」(スマートウォッチの場合はFitbit)との関係は業界に大きな影響を与えるが、独自デバイスがなければ、市場には競合他社と同等の本当の居場所はない。
Pixel Watchのうわさは何年にもわたって広まっているが、その計画の詳細はまだ不明だ。とはいえ、スマートウォッチOS「Wear OS」の新バージョンとFitbitの買収に基づいて、Googleのスマートウォッチに対するアプローチについて推測できることはいろいろある。
GoogleのPixel Watchに関する最近のうわさをまとめてみた。
Insiderによると、GoogleはPixel Watchを2022年に発売する可能性があるという。時期は春とみられるが、社内テストの進捗によっては変わる可能性もあるとしている。
GoogleがPixel Watchの春の発売を目指しているとすれば、「Google I/O」カンファレンスでお目見えする可能性がある。このカンファレンスは、Google最大のイベントと見なされており、例年5月に開催される。Googleはこのイベントで新製品やアップデートを発表することがよくある。もっとも、Pixelシリーズのスマートフォンやイヤホンの「Pixel Buds」、「Nest」シリーズなどの発表は秋までとっておくことが多い。
Pixel Watchの文字盤は、サムスンの「Galaxy Watch4」と同様に、シンプルな円形になるようだ。これはユーチューバーのJon Prosser氏が公開した、Googleによるマーケティング資料とされるリーク画像に基づく情報だ。
Pixel Watchが円形デザインになるとする画像が出回ったのはこれが初めてではない。Prosser氏は4月にもレンダリング画像を公開した。これは、情報源から受け取った実際のPixel Watchの画像に基づいて制作されたものだという。
これらの画像が正確であるとすれば、Pixel WatchにはApple Watchの「Digital Crown」と同様の竜頭があり、ボタンはなく、ベゼルレスなデザインになるようだ。GoogleはPixel Watchに固有の交換可能なバンドも提供すると、Prosser氏とInsiderは伝えている。
ドイツのテック系ブログWinFutureはPixel Watchが3モデル展開になるとしており、そうだとするとGoogleにとって多様性は重要なのかもしれない。ただし、このブロクは2018年のものなので、今でもそれが正しいかどうかは不明だ。
また、その3モデルがどう違うのかも不明だ。サイズが3種類あるのかもしれないし、セルラーモデルを用意するのかもしれない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」