グーグル検索のAR機能で数種類の絶滅危惧種を表示可能に

Steven Musil (CNET News) 翻訳校正: 編集部2021年10月14日 11時14分

 オオアカゲラは、欧州などで最も珍しく貴重なキツツキの1種だ。この希少な鳥は、韓国や日本などの地域でも観測できるが、北欧では生息数が減少しているようだ。

Google search delivers an AR representation of five endangered species, inlcuding the arctic fox.
提供:Google

 数多くの生物種の絶滅リスクを評価する国際自然保護連合(IUCN)が公開している「Red List of Threatened Species」(絶滅危惧種レッドリスト)によると、3万8000種を超える生物が現在、絶滅の危機に瀕している。

 絶滅危惧種への関心を高めることを目的に、Googleはスウェーデン自然保護協会と連携し、5つの新しいスウェーデンの絶滅危惧種を紹介しようとしている。Googleアプリでオオアカゲラを検索し、「3D View」(3D表示)をタップすると、その鳥の実物大の拡張現実(AR)コンテンツが表示され、その姿を間近で見るだけでなく、動きや鳴き声も確認することができる。このほか、オオヤマネコ、ホッキョクギツネ、ネズミイルカ、マルハナバチをAR機能で表示できる。

AR versions of the lynx, arctic fox, white-backed woodpecker, harbour porpoise and moss carder bee can be found in the Google app.
提供:Google

 欧州連合(UN)は今週、Biodiversity Conference(生物多様性カンファレンス)を開催している。世界の国々がオンラインで集い、絶滅危惧種の保護を含む、自然界の保護などに関する議論が展開されている。

 Googleは数年前にGoogle検索に3Dオブジェクトの機能を追加し始めた。最近では、骸骨や細胞の微細構造などのAR検索機能も追加されている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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