Googleの449ドル(日本版は税込み5万1700円)の「Pixel 5a(5G)」は、8月初めにティーザーサイトが公開された「Pixel 6」に続き、2021年に入ってから2つ目の、「Pixel」に関する大きな発表となる。Pixel 5a(5G)は、Qualcommの「Snapdragon 765G」プロセッサー、6.34インチのOLEDディスプレイを搭載しており、「IP67」の防水性能と防塵性能も備える。
Googleの最もハイエンドのPixel 6および「Pixel 6 Pro」スマートフォンには、同社の新しい独自SoC「Tensor」が搭載される一方で、5a(以下このように表記する)は2020年の「Pixel 4a(5G)」との共通点の方が多い。潤沢な予算を持つPixelファンにとっては、Pixel 6および6 Proのチップと再設計に期待できるかもしれないが、5aは予算を抑えたいユーザーをターゲットにしている可能性が高い。
手頃な価格のPixelを求めている人は、2021年秋に予定されているPixel 6の発売日まで待つ必要はない。5aは8月26日に発売される予定で、SIMフリー版をGoogleから直接購入、または、米国の場合「Google Fi」で購入することが可能だ。5aは日本でも発売される。
筆者は数日前から5aを使用している。これまでのところ、Pixel 4a(5G)の後継機種にふさわしい製品だと感じているが、5Gに対応する低価格のPixelや「Android」スマートフォンを求めている人が注意すべきことを含め、以下で紹介していく。
5aには、2020年の4a(5G)と同じQualcommのSnapdragon 765Gプロセッサーが搭載されている。両モデルの共通点は、それだけにとどまらず、どちらのモデルも6GBのRAMと128GBのストレージを内蔵している。また、同様の前面カメラと背面カメラを備えており、本体前面には前面カメラ用のパンチホールがある。さらに、いずれも背面に指紋リーダー、上側面に3.5mmヘッドホンジャックを備えている。
5aのカメラシステムは、2020年のPixel 4a(5G)と同じだ。「ポートレートモード」、「夜景モード」、夜間でも日中でも満足のいく写真を撮影できる超広角レンズなど、4a(5G)と同じ機能をすべて備えている。
5aが4a(5G)と異なるのは、「Galaxy S21」とよく似たアスペクト比20:9の6.34インチOLEDディスプレイを搭載していることだ。4a(5G)では、「Pixel 5」や「iPhone 12」などと同様のアスペクト比19.5:9の6.2インチディスプレイが採用されていた。
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