2020年のPixel 4a(5G)と同様、5aもワイヤレス充電に対応していない。Googleは「スペクトルセンサー」と「フリッカーセンサー」も廃止したようだ。このことは、何かの画面の写真撮影や動画撮影、蛍光灯などの人工照明下での撮影に影響を及ぼすかもしれない(これらの変更は、必ずしもチップ不足とは関係ないかもしれない)。
幸いなことに、5aには、自動音声通話を阻止する通話スクリーニング、自動車事故検出、リアルタイムでの文字起こしが可能な「レコーダー」アプリ、暗所での撮影画質を改善する夜景モードを含むさまざまな写真機能など、GoogleのPixelソフトウェア機能のほとんどが引き続き搭載されている。
Googleは、Pixelスマートフォンに定期的に提供される機能アップデートに加えて、Androidソフトウェアとセキュリティのアップデートも最低3年間提供することを約束している。
低価格の5aでも、確かに5Gに対応しているが、その詳細は複雑だ。
米国の場合、2020年のPixel 5では、高周波ミリ波帯の5Gネットワークがサポートされていたが、5aはミリ波帯に対応しない。つまり、ミリ波帯が提供する高速接続は利用できないということだ。ミッドレンジのスマートフォンなので、このことは購入を見送る理由にはならないが、理想的な仕様ではない。
5Gの今後のことを踏まえると、5aによる5G対応はさらに複雑になってくる。Cバンドで運用される5Gネットワークが、5aでサポートされるかどうかは不明だ。
ハードウェアレベルでは、5aは適切なバンドサポート(「n77」または「n78」の周波数帯として知られるバンド)を内蔵しているため、やがて展開されるこれらのネットワークに対応できるはずである。問題なのは、GoogleがPixel 5a(5G)のソフトウェアをアップデートしてそのサポートを有効にすると確約しないことだ。
Rakowski氏は、「ハードウェア面ではサポートが可能だが、米国ではあまり展開が進んでいないため、ソフトウェア面でやるべきことがまだ残っている」と語った。「それに関して、今後発表する予定はない」
Rakowski氏は、問いただされると、次のように述べた。Googleは「通信キャリアと連絡を取り合い」、今後のサポートを検討する予定だが、「確約はできないし、アップデートで提供されるかもしれない将来のサポートについて、今、声明を出すつもりもない」。
同じデバイスをより長く使い続ける人が増えていることは周知の事実であるため、この来たるべきネットワークのアップグレードをGoogleがサポートしないとなると(物理的なハードウェアが対応していることを考えると、なおさら)、それは憂慮すべき事態だろう。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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